【済州の風景】済州ワールドカップ競技場

今日は一日、暖かい雨。ここのところの暖かい日々にもしぶとく残っていた雪であっても、これでさすがにほとんどが融けたであろう。

これだけ一日雨に降られたのは、済州島でレンタカーを借りて走った日以来。あの日の行動がたまたまクルマで走る予定だったので、濡れながら済州を回ることもせずに済んで、ちょうどよかった。

そのとき、島の南側、西帰浦市を通ったときに見かけたのが、済州ワールドカップ競技場であった。そのすぐ横のEマートでお昼ご飯を食べたのだけど、ここにはマートだけではなく、西帰浦のバスターミナルなども集まっていて、市郊外の新開発地といった趣である。



もちろん、ソウルや水原のワールドカップスタジアムよりは一回り小ぶりだが、それでもガンバの万博よりは遥かに立派なスタジアムである。スタジアムのスタンド下には、ヘルス*1やゲームセンター、それに済州にいくつかある「わけのわからん博物館」の一つなどが入っている。

ここは、今はKリーグの済州ユナイテッドFCの本拠地になっている。ただ、噂には聞いてはいたが、済州の中心である済州市からここにサッカーを気軽に観に行けるほど近くはない。西帰浦は済州第2の都市である*2とは言え、この立地だとなかなか苦労が多いことだろう。

「だからこんなところでは無理」かと言えば、かならずしもそうでもないのが、面白いところ。ソウル近郊の富川に居続けるのとどちらがよかったかというのは、なかなか難しい問いである。

*1:韓国語の「ヘルス」は日本語でいう「ジム」のことです。

*2:まあ、済州特別自治道の下には済州市と西帰浦市しかないんですけど。