国防部と朝鮮日報社が「為国献身賞」制定

これが「ハンギョレ」のニュースなら、もうちょっと気になるところですけどねえ。

正直、この取り合わせではいかにも過ぎて、あまり気にならないです。すいません。

記事入力 : 2010/03/03 13:55:23
国防部と朝鮮日報社が「為国献身賞」制定

 韓国国防部と朝鮮日報社は、安重根(アン・ジュングン)殉国100周年(3月26日)を迎えるにあたり、国を守るため黙々と日々の任務に当たっている軍人や国防分野関係者を対象とする賞を共同で制定することを決めた。韓国メディアにより軍人に授与される賞が制定されるのは今回が初めてだ。

 国防部と朝鮮日報社は2日、韓国軍の模範将兵を見いだし、褒賞することを主な目的とする「為国献身賞共同褒賞のための了解覚書(MOU)」を締結した。金泰栄(キム・テヨン)国防部長官と方相勲(パン・サンフン)朝鮮日報社長が同日、MOUに署名した。

 金長官は「軍内部でなく、外部で軍人らの功労や犠牲を認める賞が制定されたことは、軍としては非常にいい機会であり、その意義も大きい」と述べた。これに対し、方社長は「これまで軍人の士気を向上させるような行事がほとんどなく、残念に思っていた。この賞の制定で、国のため献身的に任務に当たる方々の力になれたら」と制定の理由を語った。

 「為国献身賞」は最前線の軍事境界線から韓国南端の済州島に至るまで、陸・海・空で文字通り身を呈し国を守っている軍人・将兵を対象にした賞だ。国防・安保分野の発展に大いに寄与した各研究所の研究員・軍務員・企業社員も対象になる。「為国献身」という賞の名称は、1909年にハルビン伊藤博文・韓国統監府初代統監を狙撃・射殺した安重根が、翌1910年3月26日に「旅順監獄」で殉国する直前に書いた遺筆「為国献身 軍人本分」から取ったものだ。

 国防部関係者は「階級・職級がそれほど高くない人々に賞を授与することに意義があると判断した。軍人の場合、中佐以下の全将兵、軍務員は4級以下、研究所員らは上級研究員以下の職級を対象にした」としている。

 「為国献身賞」は「忠誠(信)」「勇気(勇)」「責任(厳)」「献身(仁)」「創意(智)」の5部門にわたり、受賞者を2名ずつ選定する。受賞者にはそれぞれに賞金1000万ウォンが贈られ、進級や各選抜などで破格の特典が与えられる。受賞者発表と授賞式は毎年10月1日の「国軍の日」前後に行われる。

 今年創刊90周年を迎える朝鮮日報社は、これまで「青龍奉仕賞(警察官)」「今年の教師賞(教員)」などを通じ、国と社会のために黙々と働く人々を積極的に褒賞してきた。今回の「為国献身賞」制定により、その分野を新たに軍にも広げたことになる。

張一鉉(チャン・イルヒョン)記者

http://www.chosunonline.com/news/20100303000050