ボリビアの地方選挙

ふむ。要するに、モラレス大統領派も反大統領派も、現状維持に終わったということですね。反大統領派も、モラレスを追い落とすだけの力はないものの、自らの地盤を守る力はまだ充分にあると。

そして、両勢力の対立は、ラパスとサンタクルスとを中心にする地域対立の様相が依然として強く見られるようです。

左翼与党、反政府県を崩せず ボリビア地方選
2010.4.5 13:41

地方選に投票するボリビアのモラレス大統領=4月4日(ロイター) 南米ボリビアの県知事や市長らを選ぶ統一地方選が4日投開票され、地元メディアの出口調査によると、モラレス大統領が率いる左翼与党「社会主義運動」(MAS)は九つの県知事選のうち、反大統領野党勢力の拠点である東部4県で敗北、選挙前と同じ5県を維持する見通しとなった。

 初の先住民出身の大統領は昨年12月の大統領選で、既存の支持基盤である先住民の支持票に加え、野党勢力の拠点である東部4県の都市サラリーマンなど「中流階級」の支持も得て各県で勝利した余勢を駆って、今回7県知事選での勝利を目指していた。

 同国では貧困先住民が多い西部と、白人系の富裕層が多い東部が伝統的に対立している。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/america/100405/amr1004051342007-n1.htm