KTXと新交通システムに関わる続報
こちらは、このお話の続きになります。
記事入力 : 2010/10/13 14:59:40
KTX:運行本数増加、京畿道は喜び光明市は反発
永登浦、水原に停車する列車を新設国土海洋部は来月1日、韓国高速鉄道(KTX)京釜線の東大邱−釜山間を新線に移行すると共に、12月に慶全線三浪津−馬山間の複線電化工事を完了させることで、KTXの運行本数は平日が26本、週末は41本ずつ増える、と最近発表した。これにより、KTXは今後、平日は170本(京釜線118本・湖南線38本・慶全線14本)、週末は222本(京釜線154本・湖南線44本・慶全線24本)が運行されることになる。国土海洋部のこうした措置により、水原駅が新たにKTXの停車駅となる。京畿道は、KTXが水原駅に、1日に8本停車することにより、同道西・南部地域の住民の利便性向上が図られる、と期待を寄せている。これに対し、同道光明市は違った反応を見せている。金曜日から日曜日まで、光明駅を起・終点とする釜山行きの列車が1日に8本運行されるが、一方でソウル・永登浦駅にKTXが2本停車することに対し、強く反発している。光明市は、永登浦駅に停車するKTXの列車が新設されることについて、「偽物のKTX路線をつくることになる」と反発している。
梁煕東(ヤン・ヒドン)記者
「京畿道が喜び、光明市は反発」という図式はよくわかるのですが、住民感覚からするとまた違ってくるように思います。光明市民にとっても今の光明駅は使いづらくてどうにもならないはずですから。
KTXの始発駅になることを見込んで作られたという光明駅の巨大駅舎は、通過する列車のほうが多いくらいの微妙な立地の駅には明らかに過分で、場違いなものに成り果てています。
「もし岐阜羽島駅がこんなだったら?」と考えてみれば、その場違いさがよく理解してもらえるでしょう。
もう一つはこちらのニュースの関連で。各地で新交通システムの導入がコケている中、釜山ではどうやら無事に開業ということになりそうです。
記事入力 : 2010/10/13 14:58:53
釜山都市鉄道4号線、来年3月開通へ
韓国初の新交通システム釜山都市鉄道4号線(盤松線)が来年3月に開通する。
釜山交通公社は、「今月6、7日の両日、専門家会議を開き、盤松線を来年3月に開通させることで合意した」と12日発表した。盤松線は韓国初となる無人運転の新交通システムで、ゴムタイヤ式車両のため騒音が少なく、急勾配を上る能力も優れているのが特徴だ。
同公社は今年12月、盤松線の路盤が完成した後、無人運転の実施に向け、非常事態対応訓練や試運転などを3カ月間行う予定。同公社によると、無人運転の新交通システムの特性上、必ず冬の気象条件の下で、高架区間の軌道の結氷や、電力の安定供給などについて確認する必要があるため、試運転を冬に行うことを決めたという。
同公社のチェ・ヨングン建設管理部長は、「営業運転の開始は路盤の完成と同時ではなく、3カ月程度かかるシステムテストや点検を行った後に可能となる。正確な開業日は、今年12月に行う専門家会議で決定する見通しだ」と語った。盤松線は、釜山市東莱区温泉洞の美南交差点と、同市機張郡鉄馬面の安平車両基地を結ぶ12.7キロ(地下7.2キロ、高架5.5キロ)の路線で、14駅が設けられる。2004年4月に着工し、これまでに1兆2489億ウォン(約913億円)の工事費が掛かった。
釜山=権慶勲(クォン・ギョンフン)記者