この時にはまだ工事中だった「歴史館(展示館)」が、リニューアルを完了したようです。写真の見る限り、韓国のあちこちでよく見るパターンの展示みたいですね。
記事入力 : 2010/11/04 11:39:16
西大門刑務所歴史館、6日にリニューアルオープン補修工事が完了し、改めて全面的に公開される西大門刑務所歴史館(ソウル市西大門区)に、独立運動家二人と民主化運動家4人の足跡の模型が新たに展示されることが分かった。
西大門区は3日、「今月6日に西大門刑務所歴史館をリニューアルオープンするに当たり、同刑務所で獄中生活を送った独立運動家のイ・ビョンヒ、イ・ビョンホ両氏と、独立運動家の李敦明(イ・ドンミョン)弁護士、朴炯圭(パク・ヒョンギュ)牧師、チョン・テイル氏の母親イ・ソソン氏、李泳禧(リ・ヨンヒ)漢陽大名誉教授の足跡をかたどった模型を、歴史館に展示する」と発表した。
同区は2008年から、国費や市費など約121億ウォン(約8億8400万円)を投じ、西大門刑務所歴史館の主展示館や炊事場などを原型通りに復元すると共に、展示物を交換する作業を行ってきた。これら6人の足跡の展示は、今年7月に民主党所属の文錫珍(ムン・ソクチン)西大門区長が就任した後、新たに計画された。
西大門刑務所は、1987年まで刑務所として使用され、88年に史跡に指定された後、92年に独立公園として一般公開された。歴史館は地上2階、地下1階建て、延べ面積1398平方メートルで、「独立と民主主義」をテーマに、民族の抵抗運動に関する資料を展示している。そして新たに、1930年代の炊事場を復元するなど、看守と受刑者の衣食住について紹介するほか、地下室では特殊カメラを設置し、見学者自らが独立運動に参加しているかのように合成した映像が上映される。今回のリニューアルオープンを記念し、4日には歴史館の「独立館」で、庚戌国恥(こうじゅつこくち=日本による韓国併合)100周年に関する学術シンポジウムが開かれる予定で、また7日には慶運宮(徳寿宮)の重明殿から独立門を経て西大門刑務所まで歩く「独立・民主化探訪行事」が行われる。これに伴い、西大門区は来年から、柳寛順(ユ・グァンスン)が収容された地下監獄などの復元工事にも着手する計画だ。
金城敏(キム・ソンミン)記者
しかし、こちらでも書きましたけど、ここは最初に訪れたときの印象がいちばん鮮烈です。展示は今ほど大したことはなくても、ここの建物自体が訪れた者に迫ってくるような感じがしました。
正直、リニューアル工事を進めるほどに、その時の〈鮮烈さ〉はどんどん薄れていっています。