「夕刊フジ」のK-Pop紹介記事

基本的にはNHK-BS2の番組紹介みたいですが、一過性のブームでないK-Popへの思い入れと愛情のあふれる紹介記事だと思います。

K−POPブームの裏側 日本のアイドルに負けるな
★NHK−BS2「K−POP 青春グラフィティ〜大ブームの仕掛け人たち」(11日午後8時)
2010.12.10
連載:ビジネスマンのためのテレビチェック


2PMも日本でブレーク中。日本のアイドルも負けるな!!

 少女時代、KARA、BIGBANG−。今年の音楽界は、韓国発のK−POPで大いににぎわった。先ごろ発表された大みそかのNHK紅白歌合戦の出場歌手には1組のアーティストも入らなかったが、K−POPブームの裏側を勉強してもまったく損はない。

 韓国では戦後、日本の歌は禁止されてきたが、尾崎豊の「I LOVE YOU」や、いしだあゆみの「ブルーライトヨコハマ」などは確実に人々の心を捉えていた。K−POPの仕掛け人は、こうした日本の流行歌やJ−POPを聴いて育った韓国の音楽家たちだ。

 2PMやピ(RAIN)などのプロデューサーで、自身も歌手のパク・ジニョンは米国音楽に心酔しながらも、サザンオールスターズに衝撃を受けた。

 パクの育て親で、1990年代のK−POP界を牽引した作曲家、キム・ヒョンソクは60年代生まれ。五輪真弓の「恋人よ」など、日本の楽曲の旋律の多様さに新鮮な驚きを感じたという。

 KARAなどにノリのよい楽曲を提供している強力コンビのハン・ジェホ&キム・スンスは、70年代生まれ。韓国や米国の歌と同じように、安全地帯などもごく自然に聴いてきた世代だ。

 逆に日本でも1970年代から韓国の歌は少しずつ浸透。パティ・キムの「離別(イビョル)」、イ・ソンエの「カスマプゲ」、そしてチョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」の大ヒット−。こうした歌が現在のK−POPブームへの流れを作ったのも事実だ。

 国境を越えて愛される韓国と日本のポップス。やっぱり紅白には、K−POP勢に出てほしい!!

http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20101210/enn1012101511007-n1.htm

この記事の歴史的・系譜的な内容に関心のある方は、こちらとの併読を強くお勧めします。相互にいかに影響を受けあってここまで来たのかがよくわかります。

「韓流」と「日流」〜文化から読み解く日韓新時代 (NHKブックス)

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