滝川第二が兵庫県勢戦後初の優勝

十日戎の日の高校サッカー決勝戦は、激しくも爽やかな印象を残す点の取り合いになりました。ワンセグで観ていたのですが、一方的になるかと思った展開からの久御山の激しい追い上げは見事でしたし、そこからさらにダメを押した滝川二も素晴らしかったです。

近畿勢同士というだけでなく、スタイルを崩さずにここまで勝ち上がってきたチーム同士の、いい決勝戦でした。

滝川二初V、5─3で久御山破る…高校サッカー


前半、滝川二・浜口(右奥)が先制ゴールを決める=若杉和希撮影


高校サッカー前半、滝川二の樋口(10)が2点目を決める=吉野拓也撮影


後半、久御山・林(右)がゴールを決める=若杉和希撮影

 サッカーの第89回全国高校選手権(読売新聞社など後援)は10日、東京・国立競技場で決勝が行われ、滝川二(兵庫)が久御山(くみやま)(京都)を5―3で破り、初優勝を果たした。

 ともに初優勝をかけた対戦は、滝川二が前半、主将・FW浜口のゴールで先制した。

 滝川二久御山の反撃をしのぎ、カウンターからFW樋口が大会通算7点目となるシュートを決めて追加点。滝川二が2―0とリードして前半を折り返した。

 滝川二は後半開始早々にも、相手ゴール前の競り合いのこぼれ球をMF本城が押し込んで3点目。直後、久御山も相手GKがはじいたボールを、MF林が左足で蹴りこんで1点を返した。

 その後、滝川二は、GKと1対1となった浜口がループシュートを決めて、通算7点目を挙げた。

 久御山は残り10分を切ってFW安川、FW坂本が立て続けてにゴールを奪い、1点差に追い上げた。

 滝川二はロスタイムにFW樋口が通算8点目となる貴重な追加点を挙げ、5―3で逃げ切り、参加3778校の頂点に立った。樋口は大会得点王となった。

(2011年1月10日16時02分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/sports/hsfb/2011/news/20110110-OYT1T00350.htm