李秀賢さん10周忌

この事故からもう10年ですね。彼の死は、予想外に多くのものを後に遺しているようです。

李秀賢さん10周忌、東京と釜山で追悼行事
2011/01/26 21:08 KST

【東京26日聯合ニュース】2001年1月に東京・JR新大久保駅でホームから転落した人を救おうとして命を落とした韓国人留学生、李秀賢(イ・スヒョン)さん(当時26歳)をしのぶ追悼行事が26日、韓日両国で開かれた。

 同日午後4時から「故李秀賢君を偲(しの)ぶ会」が東京都内で開かれ、李さんの両親をはじめ約300人が出席した。


会場の様子=26日、東京(聯合ニュース

 李さんの父盛大(ソンデ)さんは、李さんについて「子どものころから正義感が強く、困っている人を助けずにはいられない性格だった。息子の死が無駄ではなかったと信じている」とし、韓日の多くの方々がいまだに息子を忘れずにいてくださり感謝していると話した。

 また、権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日大使が「貴い命を救おうとした故人の勇気の前で国境は問題にならなかった。韓日の懸け橋になりたいと故人が抱いていた志を思い、両国の友好協力関係をさらに発展させるため努力する」との李明博(イ・ミョンバク)大統領の追悼の辞を代読した。


李さんの父盛大さん=26日、東京(聯合ニュース

 一方、同日午前には李さんの母校の釜山・菜城高校でも10周忌追悼式が行われた。式には遺族や母校の生徒、市民団体関係者ら30人余りが参列した。

 式を主管した「義人李秀賢の精神宣揚会」の関係者は、「最も恐れていることは、李さんを少しずつ忘れていくことだ。そうならないようにするのがわれわれの責務。李さんは一時関心を引いた人ではなく、不死身になるべきだ」と強調した。

 故人の義弟、シン・ギヨンさんは、「皆さんの関心が遺族には大きな喜び」だとし、李さんの犠牲が100年後にも伝わり、その犠牲精神が受け継がれてほしいと話した。


黙とうをささげる参列者ら=26日、釜山(聯合ニュース

http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2011/01/26/0400000000AJP20110126004800882.HTML

「義人・李秀賢」については、いずれまた書くこともあると思います。