韓国プロ野球界の陰湿でセコい「新球団いじめ」

一言で言えば、ケチ臭いニュースです。アホですね。

「自分ところだけがおいしいところを確保しようとしてごり押しして、かえって損を取ってしまった」なんてマヌケな事例が、つい最近、お隣の国のプロ野球界の、かつての〈盟主〉球団であったばかりやないですか。

こういうときこそ、「日本に(某Sリーグの某YG球団を反面教師として)学べ!」だと思いますよ。

記事入力 : 2011/03/31 15:56:29
野球:9番目の新チーム、素人軍団で出発か(上)

野球界「8球団は利己主義を捨てるべき」
20年前の球団創設より悪条件

 今年2月初めにプロ野球第9球団の優先交渉権者に選ばれたNCソフトは最近、忙しい毎日を送っている。22日に開かれた韓国野球委員会KBO)の取締役会で球団設立が承認されたことを受け、早急に団長を選出、31日には金沢辰(キム・テクチン)社長が昌原コンベンションセンターで記者会見を行った。「早ければ2013年、遅くても14年には1軍リーグに昇格する」のがNCソフトの目標だ。日程はそれほどハードではない。しかし、野球関係者らは「現在の新球団支援策では、従来の球団と対等に渡り合っていくだけの戦力がそろわない」と口をそろえる。一体何が問題なのか。

■「サンバンウルの時より悪い」

 8球団のトップを中心としたKBO実行委員会が今月8日にまとめた新球団支援策は、1991年にサンバンウルが8番目の球団としてリーグに参入したときよりも、条件が悪い。サンバンウルは90年のチーム創設とともに、既存の7球団から計14人の選手を獲得した。一方、今回創設される第9球団が既存の8球団から獲得できる選手はわずか8人。KBOは当初、球団ごとに保護選手以外の選手から2人、新人優先指名権10人、1−4位のチームから選手を追加で指名する権利(1球団につき1人)などを検討していたものの、8球団の強い反対で白紙化された。もし、このKBOの原案が通っていたら、新生チームは現在のプロ球団で活躍中の現役選手20人を確保できるはずだった。

 これは、新人指名のドラフトについても同様だ。サンバンウルは創設からの2年間で、本拠地選手の1次優先指名権に加え、2年間にわたり付与された2次優先指名権で計10人を獲得した。ところが、実行委員会がまとめた案では、第9球団は2年間で2人を優先的に指名し、2ラウンド終了後に5人を特別指名できる程度にとどまっている。

 これは、2000年にプロ野球に参入したSKと比べても厳しすぎる条件だ。当時のSKは、自らが買収したサンバンウルの選手に加え、各球団の保護選手(23人)以外の選手から1人ずつ、創設1年目のシーズン終了後に、優勝・準優勝を果たしたチームからそれぞれ1人ずつを獲得したほか、新人ドラフトでも、2年にわたる2次優先指名で3人ずつを獲得した。

 これについて、サンバンウルの初代監督を務めた金寅植キム・インシクKBO技術委員長は「当時、破格的な支援を引き出したといわれていたサンバンウルでさえも、他チームに対抗できる戦力を整えるまでには相当の時間がかかった。現在の選手支援策では、まともな球団など創設できない」と胸中を明かした。


http://www.chosunonline.com/news/20110331000067

記事入力 : 2011/03/31 15:56:38
野球:9番目の新チーム、素人軍団で出発か(下)

■新球団支援策、あってないようなもの

 このように新球団支援策が期待を大幅に下回ることになったのは、各球団の「利己主義」によるところが大きい。新チームの創設については、どの球団も世論を考慮してひとまず賛成したものの、実際には自チームの戦力損失を食い止めようと反発している。それどころか、新生チームに「助っ人外国人4人獲得、3人出場可能」といった特典を与えることで、これを口実に自分たちも助っ人の数を2人から3人(2人出場)に増やしている。

 今年初めて取り入れた「2次ドラフト」も、もっぱら見掛け倒しといった評判だ。実行委員会は、保護選手の数をKBOが当初提案していた40人をはるかに上回る50人とした。また、軍役中の保留選手、フリーエージェント(FA)の資格を獲得した選手、助っ人外国人などを除けば、1軍で即戦力になれる戦力がドラフトに上がってこない状況だ。また補償金を1億−3億ウォン(約730万−2180万円)としたが、これは50人を除いた残りの選手の年俸水準を考慮すると、あまりにも大きい。

■「第10球団のためにも考え直すべき」

 現段階でのKBOの決定通りなら、新生球団には助っ人外国人の数が他球団よりも多いことを除いては、これといった特典が見当たらない。事実上、ほぼ新人一色でシーズンを戦い抜かなければならない。この程度の戦力では、13年に1軍リーグ昇格という1次目標を果たすことは困難だ。仮に14年にリーグ参入を果たしたとしても、勝率3割を超えられるかどうかも疑問だ。1990年に創設したサンバンウルは91年からリーグに参入し、最初の5年間は7位、8位、7位、8位、8位と下位圏に居座り続けたが、それでも勝率は3、4割台と善戦した。

 プロ野球の人気が最近うなぎ上りとなっている理由の一つは、各チームの戦力が平準化されたことで激しい争いが繰り広げられるようになったためだ。プロ野球のスケール拡大を目標に創設される第9球団が、試合のたびに打ち込まれることになれば、これまでの8球団の勝率は上がったとしても、プロ野球全体の人気は相対的に低下するだろう。

 画期的な方法がまとまらなかった場合、「第10球団」の創設を念頭に置いている企業も、球団創設に難色を示す可能性がある。22日の取締役会の決定に関心が注がれていたのはそのためだ。

カン・ホチョル記者

http://www.chosunonline.com/news/20110331000068

そんなに難しいとも思えないんですけど、「10球団体制を念頭において、いかに球界全体を盛り上げるか」という発想に立てないもんですか?