大学と自殺:KAISTでさらに自殺者

こうなってくると、いよいよ悠長なことは言っていられないでしょう。何をするにしても、待ったなしの状況になってきていると思われます。

記事入力 : 2011/04/08 09:56:41
KAISTでまたも学生が自殺、今年に入り4人目

 国立大学の韓国科学技術院(KAIST)で、また学生が自殺した。

 仁川南洞警察署によると、7日午後1時20分ごろ、仁川市南洞区万寿洞にあるマンションの駐車場で、KAIST数理科学部2年(休学中)のP君(19)が死んでいるのを、ヨーグルトの配達員が発見し警察に通報した。警察は「P君がマンションの19階から飛び降りる場面が監視カメラにとらえられており、P君は投身自殺したとみられる」と話した。

 P君は自殺する前日の6日、大学に「うつ病」の診断書と休学届を提出していた。

 釜山市の韓国科学英才高校出身のP君は、昨年KAISTに入学した。父親は警察の事情聴取に対し「息子は成績が落ちて悩んでいたようだ。(息子は)高校時代から寮生活を送り、1カ月に1回ほどしか会っていなかった」と話したという。

 先月29日にも、ソウル市瑞草区蚕院洞のマンションでKAIST4年のJさん(25)が死んでいるのが発見されるなど、KAISTでは今年に入り学生4人が自殺した。

 一方、P君が自殺したとの知らせを受け、KAISTの徐南杓(ソ・ナムピョ)総長は7日午後、緊急の記者会見を行い「成績を基準に授業料を徴収する懲罰的な授業料制度を来学期から撤廃する」と発表した。

仁川=ヤン・モドゥム記者

http://www.chosunonline.com/news/20110408000023