震災後のDASH村

動静が公式には伝えられず、ずっと気になっていたことの一つでした。

日曜日の放送を観て、ちょっとだけ安心しましたが、明雄さんは80歳を過ぎてそのような生活を余儀なくされているんですね。震災というよりも原発の影響での退避だけに、(無事を伝えることを中心にした放送の内容とは裏腹に)帰郷や作業の再開は簡単ではなさそうな様子が行間ににじんでいました。

TOKIOホッ…福島県浪江町の「DASH村」無事
2011.04.18

 日本テレビ系のバラエティー番組「ザ!鉄腕!DASH!!」で17日、名物企画「DASH村」の動向が放送された。同局では村の所在地を非公表としているが、福島第1原発から半径20〜30キロ圏内の福島県浪江町にあるとされ、村人や動物はすでに群馬県などへ避難したという。村の様子は震災から1カ月以上も不明だったため、ファンは胸をなで下ろしたようだ。

 17日の番組では、群馬県内の牧場や他地域に避難した動物の姿が映し出された。あわせて、震災の影響によりDASH村で作業ができないことも伝えられた。

 日本テレビではこれまで、村の場所について一貫して「非公表」としている。ただ、地元紙などで明かされたこともあり、番組ファンの多くが福島県浪江町にあると把握していた。

 浪江町は福島第1原発に近く、一部は避難指示が出た半径10キロ圏内に含まれる。DASH村は同町北西部の山間部に位置し、原発から20〜30キロの屋内退避圏内という。同町では原発事故発生後、置き去りにされた家畜などの動物が問題となっていただけに、視聴者の間で「DASH村の動物は大丈夫か?」と心配する声が上がっていた。

 DASH村は2000年から続く同番組の人気コーナー。出演するTOKIOのメンバーが農作業などを通じ、日本の古きよき農村生活を伝えてきた。

 放送当日に更新された番組公式サイトの日記には、「(3月11日は)大きな揺れに驚いたけれど、建物や11年の間に作り上げて来たモノに目立った損壊がなかった」「様々な面で村を日々支えて下さる近隣の方々は、みなバラバラになってしまった」などと、村の様子がつづられている。

http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20110418/enn1104181148000-n1.htm

DASH村」北登もヤギも明雄さんも元気で避難生活中
2011/4/18 11:43

福島県浪江町にあったため、東日本大震災福島原発事故で避難した日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!」の「ダッシュ村」はどうなってしまったのか。番組ファンは気をもんでいたが、4月17日(2011年)の放送で近況が伝えられた。村人の一人である「山口礼斗」が「今週のDASH村」でこう報告した。

「今、DASH村では一切の作業を中止している。 幸いなことに村の動物たちは、それぞれ安全な地に移動させる事が出来た。しかし、農作業など初心者の僕に優しくアドバイスをしてくれたり、初めて食べるような地元の山菜の漬物や出汁が良く染みた煮物などを差し入れしてくれたりと様々な面で村を日々支えて下さる近隣の方々は、みなバラバラになってしまった。みんなの行き先が分からず不安でいつも村の近隣に関するニュースが流れるとテレビに釘付けになってしまう。そして、先が見えず、いつ村に戻れるのか分からないモヤモヤした気持ちが日々募るばかりだった。そんな時、毎日のように送られてくる掲示板や『囲炉裏端』の書き込み。数々の言葉に励まされ、この困難な状況を乗り越えなければならないと心から感じられるようになった」

番犬の北登は礼斗の家でちょっと太り、ヤギとヒツジは群馬の「伊香保グリーン牧場」に移され、農業アドバイザーの三瓶明雄さんも退避生活を余儀なくされている。

福島原発は当面の事故処理に少なくとも9か月、最終的には10年単位の時間がかかるといわれ、「DASH村」再開もかなり先のことになりそうで、番組としてはそれまでの間、各地の農家やくらしの中の知恵などを出かけていって学ぶという内容に変更する。17日の放送では、愛知県扶桑町守口大根栽培農家に、リーダー城島茂と明雄さんらが出かけた。かつてダッシュ村でも栽培したことがあったが、本場もののように長く育てられなかったからだ。

番組のダッシュ村コーナーは「実地研修」という形で続く。

(テレビウォッチ編集部)

http://www.j-cast.com/tv/2011/04/18093348.html