九州でオルレをさるく

これ、観光開発の手段として単純に移植されたわけではなく、九州の「さるく」を基盤にしたコラボレーション的な仕掛けですね。おそらく。

「済州・オルレ(jeju olle)」 - 韓国観光公社公式サイト

九州さるく - 九州旅ネット 九州観光情報サイト

そのへんのところは、東日本からはなかなかうかがいにくいと思います。


九州4県に「オルレ」造成 韓国からの誘客目指す
2012/02/28 16:46 KST

【済州聯合ニュース】韓国の人気ウオーキングコース「済州オルレ」をまねた「九州オルレ」が、順次オープンする。

 社団法人・済州オルレは28日、九州の佐賀県大分県熊本県鹿児島県にそれぞれ1コースの九州オルレを造成し、29日から3月3日にかけ相次ぎオープンすると明らかにした。「オルレ」は済州島の方言で「家に帰る細い道」を意味する。

 九州オルレは韓国から九州への誘客を目指し、新たな観光商品として設けられた。済州オルレがコース設定を諮問し、道を示すためのリボンや標識を提供した。

 佐賀県武雄市の武雄オルレ(全長12.7キロメートル)は、日本の由緒正しい文化と自然が残るコース。樹齢3000年の巨大なクスノキなどが生える森と、1300年の歴史を持つ温泉街を通る。

 大分県豊後大野市の奥豊後オルレ(全長11.8キロメートル)は、日本の典型的な山里や農村、歴史のある古城を通るコースだ。

 熊本県上天草市の維和島オルレ(全長12.3キロメートル)は、天草諸島の維和島を一周するコースで、日本の典型的な漁村や自然を楽しめる。

 鹿児島県指宿市の指宿オルレ(全長16.4キロメートル)は美しい海辺の風景を気軽に楽しめるコースで、済州島のように菜の花が咲き誇る。

 済州オルレと九州観光推進機構は昨年8月、業務提携を結び、九州オルレの造成を進めてきた。


28日に福岡で行われた「九州オルレ」の発表会=(聯合ニュース

http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2012/02/28/0400000000AJP20120228002600882.HTML

「九州オルレ」4ヵ所決定 韓国人客に狙い
2012年2月29日 00:14

 九州観光推進機構と九州運輸局は28日、韓国のトレッキングブームを受け、佐賀県武雄市など九州内の4コースを「九州オルレ」と名付け、韓国にPRすると発表した。東日本大震災や歴史的円高の影響で落ち込んだ韓国人旅行者の客足回復につなげたい考え。韓国内では3月から関連旅行商品が販売される。

 九州オルレは、韓国・済州島のトレッキングコースで韓国本土から年間200万人の参加者を集める「済州オルレ」の九州版として設定。武雄市のほか大分県豊後大野市竹田市熊本県上天草市鹿児島県指宿市−の各地域をコースに選定した。

 「オルレ」は、済州島の方言で「家に帰る細い道」の意味。九州版のコースは、済州オルレの主催団体の協力を得て選定した。1コース15キロ前後で▽子どもからお年寄りまで歩ける▽アスファルト道をできるだけ避け、小道を主とする▽景色や見どころがある−などを条件とした。

 参加者が迷わないよう、各コースで約50メートル置きに青と赤のリボンを木の枝に結び付けるなどする。各地域で、韓国語パンフレットを作製し、住民による飲み物の提供など「おもてなし」を用意することも検討している。

 同日、福岡市でのコース発表会に出席した済州オルレの徐明淑理事長は「オルレは登山と違って平たんな道が多く、誰でも楽しめる。日本人にとっても癒やしの道となるだろう」とあいさつ。同機構の石原進会長は「コース数を年内に10程度まで広げたい」と語った。

=2012/02/29付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/289331

九州オルレに武雄市
2012年2月21日 00:44


武雄の大楠など「武雄コース」を視察する関係者

 九州運輸局と九州観光推進機構が、韓国のウオーキングブームに対応して新たな観光商品として設けるウオーキングコース「九州オルレ」に県内から武雄市が選ばれたことが20日、分かった。美しい里山風景や交通アクセスの良さに加え、歴史ある温泉地や陶芸産地であることなど複合的な魅力が評価された。3月から韓国の旅行会社が商品として販売を始める。

 オルレは、韓国済州島の新しい魅力の掘り起こしとして2007年に打ち出されたウオーキングコースで、島の方言で「家に帰る細い道」という意味をもつ。現在では韓国本土から同島を訪れる約3割がオルレ目的というほど人気が高い。

 九州オルレは第1弾として4コース(佐賀、大分、熊本、鹿児島)を設定。将来は7県すべてに1コース以上設ける計画だ。

 武雄コースは全長14・5キロ。JR武雄温泉駅を起点に白岩運動公園、貴明寺、武雄温泉保養村の山岳遊歩道、市文化会館、武雄の大楠、旧長崎街道、桜山公園などを経て武雄温泉楼門に至る。

 休憩を取りながら4時間ほどで歩けるコースだが、周辺に県立宇宙科学館や御船が丘梅林、陶芸体験施設などがあり、寄り道をしながら1日かけて散策を楽しむことができ、短縮コースも設ける。

 観光客が迷わないよう、50メートルおきに青と赤のリボンを結わえ付け、矢印の付いた案内板も設置。また、市観光協会は韓国語にも対応した観光パンフレットを準備している。同協会は「ゴール地点に温泉があり、気持ち良く汗を流してもらえることが武雄コースの売り。今後はコースを増やしたりおもてなしの方法を工夫したりしながら、韓国だけでなく国内に向けてもオルレを発信し、観光客の増加につなげたい」と意気込んでいる。

=2012/02/21付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/288142

九州オルレに選定 「奥豊後」ウオーキング
[2012年02月29日 10:08」


朝地から竹田まで12キロ。農村風景などが評価された=27日、豊後大野市朝地町

 豊後大野市朝地町から竹田市中心部に至る約12キロのウオーキングコースが、九州観光推進機構(福岡市)の選定するブランド「九州オルレ」に選ばれた。28日、機構などが発表した。すでに韓国の旅行会社などが商品化を決めており、国内外からの観光客の増加や地域活性化が期待されている。

 「オルレ」は韓国済州島の方言で「家に帰る細い道」の意味。韓国ではトレッキングが盛んで、2007年に社団法人「済州オルレ」が島内に設けた海辺や森林を通る23のコースが人気を集めている。

 機構は昨年、済州オルレと協定を結び「九州オルレ」を設立した。九州の山々や温泉などの観光地をPRし、東日本大震災などで減少した韓国人観光客を呼び戻すのが目的。今回は第1弾として大分、佐賀、熊本、鹿児島各県で1コースずつ選定した。

 オルレのコンセプトは舗装路を極力避け、気候に左右されず、地域の息遣いを感じることができる道。通称「奥豊後コース」は、豊後大野市のJR朝地駅を出発し、用作公園や普光寺、竹田市の岡城跡を通り、JR豊後竹田駅に至る。自然の豊かな山道が中心で、竹田市の城下町の散策や、温泉も楽しめる。所要時間は約6時間。史跡や農村から日本の原風景を感じさせる点などが評価された。

 ルートは県が中心となり、両市と相談して決めた。地元観光協会や自治会は、観光客が道に迷わないよう、景観を損ねない程度に里道を整備。コースには赤と青のリボンを木などに結んで道しるべにしているほか、矢印のついた案内板も設置している。

 29日には韓国からの旅行関係者や取材班らが県入り。3月1日にコースを実際に歩く。

 県観光・地域振興局は「これまで車では行けなかった里山や、城下町の細部も観光で売り出せるようになり、観光客の滞在時間も長くなる。地域活性化につながるのでは」と話している。

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_133047777813.html

上天草市の維和島選出 韓国のハイキングコース
2012年02月29日


オルレのコースに設定された維和島の未舗装路で草刈りする地元住民=5日、上天草市

 韓国人観光客の誘致を目指そうと、九州観光推進機構(会長・石原進JR九州会長)と九州運輸局は28日、韓国で人気を呼んでいるハイキングコース「済州オルレ」の九州版コース4カ所を設定し、県内から上天草市の維和島を選んだと発表した。3月初旬まで韓国のマスコミ関係者を招き、九州の4コースの魅力をPRする。

 オルレは済州島の方言で「家に帰る細い道」を意味し、韓国でブームのトレッキングの一種。済州島のコース「済州オルレ」には年間約200万人が訪れているという。

 同機構は九州各県の23コースの候補から、▽15キロ前後▽アスファルトが少ない▽独特の景色や見どころがある−などの条件で選定。(1)上天草市維和島(2)佐賀県武雄市(3)大分県豊後大野市竹田市(4)鹿児島県指宿市−の4コースを選んだ。年内に10コース程度に拡大するという。

 維和島のコースは、全長12・3キロ。島北部の古墳群のほか、自然の海岸や、山頂からの眺めが評価された。上天草市では、市と住民団体が協力して、未舗装路の草刈りや案内表示設置などの準備に当たってきた。

 済州オルレの徐明淑[ソミョンスク]理事長は「九州ではアスファルトが少ない道を探すのが大変だった。韓国だけでなく、ぜひ日本人にも楽しんでほしい」。上天草市商工観光課は「これまで外国人観光客は少なかったが、オルレ認定を起爆剤としたい。新しい観光のスタイルとして国内向けにもPRしたい」と話している。

(井上直樹、鹿本成人)

http://kumanichi.com/news/local/main/20120229001.shtml

ウオーキングで韓国から誘客を 指宿市が九州コースに
(2012 02/22 06:30)

 九州運輸局と九州観光推進機構が、韓国から九州への誘客を狙い、新たな旅行商品として設けるウオーキングコース「九州オルレ」に指宿市の指宿開聞コースが選ばれた。3月から韓国の旅行業者が商品として売り出す。

 オルレは、韓国・済州島の魅力を高めようと考えられたウオーキングコース。韓国内のトレッキングブームに乗り、現在本土から島を訪問する人の3割がオルレ目的という。

 九州オルレは、韓国のトレッキング人気に目を付けた。指宿市のほか、熊本県上天草市佐賀県武雄市大分県豊後大野市の計四つが選ばれた。

 指宿開聞コースは全長約20キロ。日本最南端のJR西大山駅を出発し、開聞岳を臨みながら長崎鼻灯台や開聞山麓香料園、鏡池、枚聞神社などを経て開聞駅に至る。

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=38582