【ソウルの風景】阿峴洞・座布団屋(방석집)の恥ずかしすぎるフルヌード

こちらの記事の続編(実地編)になります。ちょっと時間ができたので、ニュースで見た場所を確認しに行こうと思った次第です。

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とりあえず、地下鉄5号線のエオゲ駅からアプローチ。上の記事にクリップした「ソウル新聞」の記事にある大きなT字路に向かって北に向かって歩きます。

その場所に来てみれば、高架道は確かにすっかり姿を消していますが、その在りし姿を想像できる程度の痕跡を探し出すことは、できなくもありません。



しかしこのT字路の周辺はどう探してもどう見ても家具屋の集まった専門店街。いかがわしいお店がありそうな雰囲気はありません。


阿峴洞から忠正路駅までウロウロした揚句、最終的にわかったその場所は、地下鉄2号線の阿峴駅のすぐ近くでした。はじめからこっちの駅で来ればよかったのです。最寄りになるのは4番出口ですね。角にあるKB国民銀行と大通り沿いにすぐ先にある郵便局を見つけたら、そのまたすぐ先が阿峴洞の座布団屋街になります。


ほら、この看板この角度、前にクリップした朝鮮日報の写真そのままです。


この先には古びた阿峴市場の入口が見える辻があり、そのさらに先にはもう少し同じようなお店が続いています。かつては高架下で陰になっていたという狭い歩道も、今は絶賛拡幅工事中です。


どこのお店も「一般飲食店」と書いてはいますが、一緒に「未成年者出入禁止」に「19歳未満出入・雇用禁止業所」と書いてあるんですから、それはもう「そういうところだ」というのは丸わかりです。


しかもこれ、ただでさえ場末感が充満しているところに、世間の目から隠れる闇を作っていた高架道が引っ剥がされたわけです。これはもう、もはや風俗店の営業なんてとてもできる立地条件ではありません。歩道橋の上からも反対側の歩道からも丸見えですやん。




背後に見えている再開発地域の巨大アパート群との対比を見るにつけても、長らく売買春の現場であったであろうこの風俗街は早晩、姿を消すことになっていくでしょうね。

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