光州公園から光州川沿いを左手に少し歩いたところにあるのが、かつての光州高等普通学校、現在は自律型公立高校となっている光州第一高等学校です。1920年開校という歴史を持つ学校で、野球どころ・光州を代表する野球の名門校でもあり、有名選手を多数輩出しています*1。
光州公園から歩くと、正門より先にグラウンドや光州学生独立運動紀念歴史館、そして記念塔などが見えてきます。
歴史館には展示もあり、１階には1929年の光州学生独立運動に関する展示が、2階には光州高等普通学校から光州第一高校に至るまでの学校史の展示が、それぞれあります。開いてさえいれば、自由に見学可能です。
かくして、この地域随一の名門校として知られる光州一高ですが*2、こうやって一回りしてみればわかるように、植民地時代の学生独立運動発祥の地であるという事実は、そのアイデンティティの重要な部分を占めています。
光州学生運動（こうしゅうがくせいうんどう）とは - コトバンク
【その時の今日】光州で起きた植民支配時代最大の学生独立運動 - 中央日報
国家報勲処もここを報勲施設に指定しています。
あ、ちなみに正門は、錦南路に向いた側にあります。
*1:この記事によると、光州一高は輩出したプロ野球選手の人数で全国一だということです。→韓国の高校野球事情【韓国野球が熱い理由】 (3-3) - ベースボールドットコム
*2:かつては大学進学者数でも、光州地域で他を圧する実績を挙げていたのですが、近年の外国語高・科学高などの隆盛を受けて、現在はそちら方面でほとんど目立たなくなっていますね…。
