【仁川の風景】仁川家族公園の公園化は止まらない・その3:自然葬地「常緑芝自然葬」

こちらの続きです。

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平穏堂からいったん管理事務所まで戻り、道を挟んで反対側の売店を過ぎてさらに奥に歩いていきます。

散策用の木橋のかかった池や、やや不自然な植樹帯を過ぎたところに、以前にはなかった自然葬地が広がっています。


「늘푸른 잔디 자연장」直訳すれば「常に青い芝生自然葬」、まあ「常緑芝自然葬」とでもしておきましょうか。




ここは、一定の間隔で敷石を並べた通路の脇に遺灰を埋め、かなり小さな丸石に名前や生没年を(刻むのではなく)書くというスタイルになっていますね。この形だと、定期的な墓参は、この墓石を土に埋もれたり芝に隠れたりしないようにするためのものになりそうです*1。まあ、とりあえずここでは施設管理公団が定期的に芝の手入れをしてくれるとは思いますが。

ところで、この芝生葬地の周辺、さっきも見かけたような不自然な植樹があちこちに目につきます。同じような樹木を同じような間隔で無理から植えたこの光景、例の京義線跡地ともちょっと異なります。たぶん、植樹の目的が違うはずです。


正確なところは知りませんが、これ、将来的にこれらの木々で樹木葬を展開するための布石に見えますねえ。今のところ、家族公園の敷地の隅っこに当たるこの辺、芝生葬地の他には特に何かの役に立っているように見えないこの一帯全体を自然葬地化する、という構想は十分にあり得ますから。


*1:逆に言うと、放っておくとそうなりそう、ということでもあります