大邱市民運動場から、大邱駅を過ぎて朴槿恵大統領生家跡まで歩いた後、中央路駅から地下鉄に乗ります。
【大邱の風景】ARTBOXとPARIS BAGUETTEとの間 - 大塚愛と死の哲学
ただ、3号線のモノレールでは問題なく使えていたT-Moneyカードが、1号線・2号線の地下鉄の自動改札では反応しませんでした。駅員さんも「使えるはずなのに…」と首をかしげていたので、そういう仕様になっているのではないと思います。とりあえず、現金でトークンを買って対応しました。
ともかく、半月城駅で1号線から2号線に乗り替えて向かったのは、大公園駅。
話には聞いてましたけど、大邱サムソンライオンズパークのこの立地は、ズルいわー。先にこの駅を最寄り駅(大邱スタジアム)に使っていた大邱FC関係者の恨み言が、聞こえてきそうです。
さて、この野球場、出来たて同然の真新しい球場なのですが、実際なかなか魅力的な造りになっています。
全体的に八角形となっているため、直線を基調とし、外装板の下は極めてシンプルなコンクリート打ちっぱなしになっています。
行ったことある人ならわかるでしょう。この感じ、吹田スタジアムに通じるものが明らかにあります。ちなみに、収容人数2万9000人のこの野球場の総事業費は1666億ウォン。ざっくり言って166億円といったところです。吹田が140億円ですから、まあいい勝負です。
もちろん、野球場と球技場とでは別物な面もあります。グラウンドのレイアウトが違いますからね。
1塁側からライト方向に回ってみました。
こういう芝生席や屋根なしの外野席は、サッカー専用でピッチを屋根付きの座席が取り囲む吹田にはありません。ただ、スタンドの椅子の色はともかく、屋根が上方向ではなくほぼ水平に伸びているところ、グラウンドと客席の距離が近いところなども、完全に同じというわけではありませんが、共通するものが感じられます。
ああそうそう、内野席に比べて外野席がコンパクトなこと、将来的な増設の可能性を見越したスペースが背後に確保されていることなどについては、光州や蔚山のような韓国内の他の新しい球場と共通しています。
【光州の風景】全南大学校からの起亜チャンピオンズフィールド - 大塚愛と死の哲学
【蔚山の風景】文殊野球場 - 大塚愛と死の哲学
紆余曲折を経ながらも、サムソンライオンズが生んだスーパースター・李承燁の現役時代に間に合ったこの新球場、今度は試合を観に来たいと思います。
さ、暗くなってきましたし、これでようやく大邱編も終了です。次回からは、昌原編が始まります。