ガンバ大阪からオランダ・フローニンゲンへと羽ばたく堂安律

なかなかタイムリーには記事にできませんでしたが、これはやはり書き留めておかないと。

移籍はタイミングですから、行けるときに行くべきです。今がその時なんでしょう。このチャンスをつかんで、ガンバ大阪からさらに飛躍を果たしてもらいたいと思います。心から健闘を祈っています。

2017.6.23
G大阪、堂安律がオランダ1部フローニンゲン移籍「死に物狂いで」

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オランダ1部フローンニンゲンへの期限付き移籍を発表したMF堂安律

 J1G大阪に所属するU-20日本代表MF堂安律(19)が23日、大阪・市立吹田スタジアム内で会見を開き、オランダ1部フローニンゲン期限付き移籍することを発表した。移籍期間は17年7月1日から18年6月30日まで。25日の川崎戦(吹田)がG大阪でのラストゲームとなり、週明けにもオランダへ渡る。

 堂安は「このタイミングで行くのは申し訳ない。まずはレンタルの1年間が大事だと思うので、死に物狂いで1年間やっていきたい。5月のU-20W杯で想像以上に感じたものがあった。1年間海外に行きたい気持ちは変わらなかったが、5月のあの大会で倍以上になった」と決意をにじませ、「東京五輪までにA代表に入って活躍しておきたいというイメージを持っている。今、A代表を見ても攻撃陣はほぼ全員海外組。もしオランダで爆発的な結果を出せば選んでくれる監督だと思う」と、18年ロシアW杯も見据えた。

 フローニンゲンは1971年創立。14-15年に国内カップ戦で優勝。国内リーグでの優勝はなく、昨季は8位。かつて、オランダ代表FWアリエン・ロッベンバイエルン・ミュンヘン)、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスバルセロナ)らが所属した。

 G大阪の下部組織出身で左利きの堂安は高校2年だった15年に2種登録されると、同年5月27日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦のFCソウル戦で、クラブ史上2番目となる16歳11カ月11日で公式戦デビューを果たした。同年6月3日の鹿島戦では、宇佐美貴史アウクスブルク)の記録を塗り替える16歳11カ月18日のクラブ史上最年少でリーグ戦デビュー。16年には高校3年ながら飛び級でトップチームに昇格した。

 日本が優勝した16年10月のU-19アジア選手権バーレーン)では5大会ぶりのU-20W杯出場権獲得に貢献。大会MVPに輝き、同年のアジア年間最優秀ユース選手賞も受けた。今年5~6月に行われたU-20W杯(韓国)では1次リーグ・イタリア戦で2得点を挙げるなど4試合3得点を挙げ、日本を決勝トーナメント進出に導いた。

 今季はリーグ戦でも出場機会を増やし、9試合3得点を挙げている。

 ◆堂安 律(どうあん・りつ)1998年6月16日、兵庫・尼崎市出身。浦風FC-西宮SS-G大阪ジュニアユースを経て、14年からG大阪ユース。高校2年だった15年にトップチームの試合出場が可能な2種登録となり、同年5月のACL・FCソウル戦で16歳11カ月11日で公式戦デビュー。同年6月のJ1鹿島戦でクラブ史上最年少となる16歳11カ月18日でリーグ戦デビュー。J1通算14試合3得点。172センチ、70キロ。左利き。

https://www.daily.co.jp/soccer/2017/06/23/0010307359.shtml

蘭移籍の堂安律「向こうで頑張ってくる」皆に感謝
[2017年6月25日23時46分]

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オランダへ移籍するG大阪MF堂安はイレブンから胴上げされ笑顔を見せる(撮影・加藤哉)

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この試合を最後にフローニンゲン期限付き移籍するG大阪MF堂安は、試合後ピッチ上であいさつする(撮影・加藤哉)

明治安田生命J1:G大阪1-1川崎F>◇第16節◇25日◇吹田S

 オランダ1部フローニンゲン期限付き移籍するガンバ大阪MF堂安律(19)が、国内最終戦となった川崎フロンターレ戦後にセレモニーを行った。スタジアムが暗転した後、ピッチ中央に立った堂安は、堂々と周囲に感謝の思いを述べた。

 「僕は今日のゲームを最後に移籍することに決断しました。後押ししてくれたクラブ関係者やコーチングスタッフに感謝したい。3歳からサッカーを始めて今までの指導者や家族や両親に感謝を伝えたい。ありがとうございます」

 24日にスピーチの内容を1人で考えた。15年に高校2年で(ユース所属)でデビュー。16年に高校3年ながら飛び級でトップ昇格を果たしたG大阪での思い出は、楽しいものばかりではなかった。

 「昨日ガンバの思い出を振り返った。去年のJ3の悔しい思い出が一番に出てきた。『自分はこのまま終わっちゃうのかな』と思った。それでも指導してくれた(当時のJ3)実好監督(現ユース監督)。まだまだいけるぞ、とお尻に火を付けてくれた長谷川監督に感謝したい」

 最後には支えてくれ、応援を続けてくれたサポーターに感謝した。

 「ガンバのジュニアユースから7年間、家族のような場所だった。サポーターのことが大好きです。しっかり向こうで頑張ってきたいと思います!」

 場内を1周回った後、仲間からの胴上げで3度宙に舞い、送り出された。「自分は泣くタイプじゃない」という堂安は笑顔でセレモニーを終えた。「場内を回っている時にいろんな声をかけてもらった。正直、こんなに応援してもらっていると思っていなかった。だからこそ、中途半端な結果じゃいけないなと思った」。気合を入れ直し、新しい世界へと旅立っていく。

https://www.nikkansports.com/soccer/news/1845911.html