自宅待機中に大阪の悪夢を目の当たりにする。

今日は正真正銘の自宅待機でしたけど。

あれだけ鍛えられたチームに、あんな悪夢が到来するとは。

それと、Jリーグはいつ再開するんでしょうか。


大阪桐蔭悲運の一塁中川卓也、打者走者と交錯の伏線
[2017年8月20日7時48分 紙面から]

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9回裏仙台育英2死一、二塁、遊ゴロを打った若山は一塁にヘッドスライディング。一塁手中川がベースを踏み遅れ満塁となる。一塁コーチは佐藤

全国高校野球選手権仙台育英2-1大阪桐蔭>◇19日◇3回戦

 大阪桐蔭が、まさかの結末で史上初となる2度目の春夏連覇を逃した。1点リードの9回2死一、二塁、遊ゴロでゲームセットと思われた瞬間、一塁手の中川がベースを踏めず、失策で満塁。仙台育英(宮城)馬目郁也内野手(3年)のサヨナラ打で終止符が打たれた。

 大阪桐蔭勝利を誰もが確信したはずだ。1点リードの9回裏2死一、二塁で遊撃への平凡なゴロ。ショート泉口がさばき、一塁手中川に送球。余裕でアウトのタイミング。無失点に抑えていた柿木は笑顔でグラブをたたき、ベンチからは控え選手もグラウンドへ。だが、判定は「セーフ」。中川の右足が一塁に着いていなかった。これで2死満塁。湧き上がるざわめき。気付くと仙台育英アルプス席だけでなく、甲子園の一般観客までもがタオルを回していた。「怖くて、恐ろしくなった」(中川)。まるでアウェーの雰囲気の中、最後は柿木がサヨナラ打を許し、春夏連覇が消えた。

 中川は試合後、必死に涙をこらえた。「踏み直してアウトのつもりだったが、審判がセーフと言えばセーフです。あと1アウトだと思って焦ってしまった。3年生に申し訳ない」。7回の守備中には相手打者走者の左足が、中川の右足に当たり負傷する不運もあった。試合後の取材では大会本部の勧めで途中から座り、ナインより先に1人だけ車いすで甲子園を去った。それでも影響を問われると「ないです」と、言い訳はしなかった。

 ヒーローになるはずだった。中川は8回に左前適時打。チームが6安打と苦戦する中、唯一の2安打で奮闘した。だが、思いもしない暗転。西谷浩一監督(47)は「ミスもあったけど、全員でやってきた。誰がどうこうではない。監督の責任です」と敗戦の責任を一身に背負った。主将の福井を中心とした歴代随一の団結力で勝ち進んできた。府大会は準々決勝から3試合連続で、終盤の猛打で逆転勝ち。しかし甲子園でのここ2戦は打線がつながらず。「負けて言うのもなんですが、春夏連覇は簡単じゃなかったと感じた」。主将の言葉が偉業の難しさを物語った。【磯綾乃】

 ◆大阪桐蔭のサヨナラ負け 大阪桐蔭は甲子園春夏通算64試合目で初めてサヨナラ負けを喫した。

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