ここから始まるスレッドにある議論。
強制的な性行為の処罰については、想定する処罰範囲のイメージを共有できていない=議論に共通の土台がない可能性があると思っている。冤罪が生まれる制度設計をしてはならない点は同意するが、社会に蔓延する様々な力関係を利用して性的関係を強いる行為をどうすべきかの議論が不足している。
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) July 3, 2019
力の上下関係が存在している中の性的関係、「持ちかける側」の自意識としてはしばしば「(自由で対等な)恋愛」に見えている(だからこそ無自覚で余計に質が悪い)こともあるように思います。
親子や親族の関係、上司と部下、取引先関係、リクルーターと就活生、あと教員と学生というのも洒落にならない。
力の上下関係がある中で、「個人の性的自己決定権」を侵害しない「性的関係」は成立しうるのか。私自身は極めて懐疑的に考えています。この件、侵害する(しうる)側の意見ばかりがまかり通る議論であってよいはずがありません。
性的自己決定権が侵害されている状態を放置したままの刑法的な「国家からの自由」は、社会的強者の気ままな状態を言い換えただけになりかねない。バランスの取れた議論をして頂きたい。
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) July 3, 2019