貧すれば鈍する英語表記

時系列的に見て、日本で出た記事を受けて、朝鮮日報が記事にしたものだと思いますけど、そのへんはまあ、どうでもよろしい。

ちゃんとお金をかけて翻訳してチェックすれば何の問題もないものを、ケチるからこうなる。

翻訳ソフトの問題でも、英語教育や国民の英語力の問題でもない。専門家やプロの起用の仕方やら処遇やらの問題です。

競技に興奮すると部屋に閉じ込められる?
東京五輪、競技場の不自然な英語「混乱招く」と懸念の声
2020/2/24 10:30 (JST) ©株式会社全国新聞ネット

f:id:bluetears_osaka:20200227142721j:plain
国立競技場

 「Calm down, cool down」「HELLO, OUR STADIUM」ーー東京五輪パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場を巡り、場内にあった英語表記の案内板などが「奇妙で意味不明だ」との声が上がっている。海外メディアの記者や英語が母国語の識者がSNSに相次いで投稿。「日本が笑いものにされるだけでなく、混乱を招く恐れがある」と懸念する意見も出ている。(共同通信=松本鉄兵)

 ▽目立った不自然な英語

 日本勤務が長い米紙ウォールストリート・ジャーナル編集委員で、英国出身のアラスター・ゲイルさんは昨年12月15日、報道関係者向けのお披露目イベントに参加した。完成したばかりの競技場を6時間かけて見て回ったという。競技場は「ピッチが見やすく、デザインもすごく良かった」(ゲイルさん)。それだけに不自然な英語表記が、際立っていたという。

 ゲイルさんが写真とともに投稿したのは、

「Calm down, cool down」

「Joho no Niwa」

などだ。

f:id:bluetears_osaka:20200227142821j:plain
ゲイル氏のツイッターより

f:id:bluetears_osaka:20200227142856j:plain
ゲイル氏のツイッターより

 どちらも何を意味するのか分からなかったという。「五輪は世界的な一大イベントですよ。大勢の人が訪れるのだから細かいところまで考えるべきだった。意味が分からない看板があると残念な気持ちになります」

 国立競技場を管理運営する「日本スポーツ振興センター」によると、「Joho no Niwa」はイベント用のエリアを指すという。

 「Calm down,cool down」は障害がある人の利用を想定しているといい、大勢の中から視線を遮り気持ちを落ち着かせるスペースだという。壁の色を暖色系にするなど配慮した。ただ公共空間での導入例が少なく、バリアフリーに取り組む「交通エコロジー・モビリティ財団」が東京五輪に向けて策定したピクトグラム(図記号)を参考にしたという。

 同財団の担当者は、新しい概念であるため理解しづらかったのかもしれないと話す。またきちんとした定義づけもされていないためピクトグラム化の作業は難しかったという。策定メンバーに言語を扱う専門家は入っていなかった。

 ▽誤訳が生まれる理由

 「Calm down, cool down」は誤解を招きかねないと問題視するのは、異文化コミュニケーションが専門の鳥飼玖美子・立教大名誉教授だ。「命令形で『落ち着け』と言っている。失礼な印象を受ける」と話す。日本では、競技を見に来て興奮すると部屋に閉じ込められるのかと、意図しない形で解釈される恐れもあると言う。「文法的に間違っていないだけにより深刻だ」。

f:id:bluetears_osaka:20200227143249j:plain
オープニングイベントで、多くの観客で埋まった国立競技場のスタンド=2019年12月21日

 米国出身で、異文化コミュニケーションが専門のロッシェル・カップ北九州市立大教授は、お披露目イベントの際に使われたキャッチフレーズ「HELLO, OUR STADIUM」との表現に違和感を抱いたという。「日本人にとっては分かりやすいかもしれませんが、英語にはない表現で、最初に見たときはとても奇妙だった」と戸惑う。

 カップさんは、国立競技場内にあった不自然な英語表記をツイッターで紹介する一方、ニューズウェーク日本版の電子版やジャパンタイムズのオピニオン欄にも寄稿。日本の顔となるはずの国立競技場に1千億円以上も投じながら、なぜ英語表記に十分思いを巡らせることができなかったのかと論じた。外国語表記を考える際、プロ翻訳者のチェックを経ていなかったり機械翻訳に頼り切ったりしているのが原因ではないかと推測する。

 不正確な英訳が話題になったケースは過去にもあった。

 大阪市の地下鉄を運行する大阪メトロでは昨年、公式サイトの外国語ページに、路線名の「堺筋」を「Sakai muscle」(堺 筋肉)とする誤った英訳を掲載していたことが判明。また「3両目」を「3 Eyes」、駅名の「天下茶屋」を「World Teahouse」と表記していた。自動翻訳ソフトが原因だった。

f:id:bluetears_osaka:20200227143334j:plain
国立競技場

 ▽1964年東京五輪でも

 かつては企業で働く若い女性を和製英語で「BG」(ビジネスガール)と呼んだ時代もあった。しかし英語圏では「接客業」と受け止められるとして、NHKが1964年の東京五輪を前に放送禁止用語にした。間もなく「OL」(オフィスレディー)という新たな和製英語が生まれた。

 鳥飼氏は、日本人の言語に対する意識は前回の五輪からほとんど変わっていないと苦笑いする。「単に英語で表記すればいいということではなく、その言葉を見た人がどう受け止めるか、どう表現したら正確に情報が伝わるかという視点が大事だ。それこそがおもてなしの心ではないのか」と話す。

 その上で、外国語に翻訳する際は、正しい表現であるかどうかをプロの通訳者や翻訳者に必ず確認する必要があると説く。

 日本スポーツ振興センターの広報担当者は取材に「Calm down, cool down」などの英語表記について「現時点で変更する予定はない」。

https://this.kiji.is/600583792998663265?c=39546741839462401

記事入力 : 2020/02/27 08:19
東京五輪メーンスタジアム、あちこちにデタラメ「ジャパングリッシュ」表示

f:id:bluetears_osaka:20200227143820j:plain
▲写真=英フィナンシャル・タイムズ日本特派員のツイッターより

 7月に予定されている東京五輪の開会式・閉会式や主な競技が行われる五輪メーンスタジアム「国立競技場」のあちこちに設置されている英語表示板が俎上(そじょう)に載った。建設に1569億円投入された日本の国立競技場に、語法に合わなかったり、ネイティブ・スピーカーに分かりにくかったりする「ジャパングリッシュ」(Japanglish=日本式の英語表現)が多いためだ。

 英紙フィナンシャル・タイムズのレオ・ルイス日本特派員は、国立競技場のあちこちにある「ハロー、アワー・スタジアム」(HELLO, OUR STADIUM)=写真=と書かれた表示板の写真をこのほどツイッターに掲載した。新しい国立競技場のお披露目を祝うという意味の表示板だが、「ハロー、アワー・スタジアム」と書くのはネイティブ・スピーカーにとってかなり不自然だという。北九州市立大学のロッシェル・カップ教授は「『ハロー、ニュー・スタジアム』(こんにちは、新しい競技場)」や「セイ・ハロー・トゥ・アワー・ニュー・スタジアム」(私たちの新しい競技場にこんにちはとあいさつしてください)などの表現の方が自然だろう」と話す。国立競技場の冷水器に書かれた「プリーズ・プッシュ・ジ・アンダー・ボタン」(Please push the under button)は語法上、「プリーズ・プッシュ・ザ・ボタン・ビロウ」(Please push the button below)とすべきだとのことだ。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのアラスター・ゲイル日本特派員は「休憩スペース」を英語で「カーム・ダウン、クール・ダウン」(Calm down, cool down=落ち着いて、頭をちょっと冷やして)と書いたものや、3階の観客席を日本式の表現通り「3階スタンド」(stand)と表現したものも不自然だと指摘した。英語で「3階」という意味の「サード・ティア」(third tier)の方がいいということだ。ゲイル特派員は、「情報の庭」と名付けられたあるイベント・スペースを日本語の発音通り「ジョウホウノニワ」(Joho no niwa)とアルファベット表記した表示板の写真もシェアし、「発音しやすいのはいいかもしれないが、理解はできない」と書いている。

 CNNはこれを「イングリッシュ」(Engrish)と呼んでいる。「r」と「l」の発音が区別できない非ネイティブ・スピーカーの英語のことだ。CNNは26日(現地時間)、「日本では英語がデザインの要素として使われることが多く、大多数の日本人は英語が正しく表記されているかどうか気にもとめない」と伝えた。

イ・ゴンチャン記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/02/27/2020022780002.html

도쿄 올림픽 주경기장 곳곳 엉터리 '재팽글리시' 표지판
조선일보 이건창 기자 입력 2020.02.27 03:19

f:id:bluetears_osaka:20200227144004j:plain
'헬로, 아워 스타디움' 표지판 /FT 주일특파원 트위터

오는 7월 예정된 도쿄올림픽의 개·폐회식과 주요 경기가 열리는 올림픽 주경기장 곳곳에 설치된 영어 표지판이 도마에 올랐다. 만드는 데 1569억엔(약 1조7300억원)이 투입된 경기장에 어법에 안 맞거나 원어민이 이해하기 힘든 '재팽글리시(Japanglish·일본식 영어 표현)'가 수두룩하기 때문이다.

레오 루이스 영국 파이낸셜타임스(FT) 일본 특파원은 경기장 곳곳에 있는 '헬로, 아워 스타디움(Hello, our stadium·사진)'이라고 적힌 표지판을 찍은 사진을 최근 트위터에 올렸다. 주경기장 첫 공개를 축하한다는 표지판인데, '안녕, 우리 경기장'이라고 쓰는 게 원어민들에게는 상당히 어색했다고 한다. 로셸 코프 기타큐슈대 교수는 "'헬로, 뉴 스타디움(안녕, 새 경기장)'이나 '세이 헬로 투 아워 뉴 스타디움(우리 새 경기장에 안녕이라고 인사해 주세요)' 같은 표현이 자연스러웠을 것"이라고 했다. 경기장 음수대에 적힌 '플리즈 푸시 디 언더 버튼(Please push the under button)'은 어법상 'Please push the button below'라고 해야 맞는다.

앨러스터 게일 월스트리트저널(WSJ) 일본 특파원은 '휴게 공간'을 영어로 '캄 다운, 쿨 다운(Calm down, cool down·진정해, 머리 좀 식혀)'이라고 쓴 것이나 '3층 관람대'를 일본식 표현대로 '3층 스탠드(stand)'라고 표현한 것도 어색하다고 지적했다. 영어로는 '3층'이라는 뜻의 '서드 티어(third tier)'가 낫다는 것이다. 게일은 한 행사 공간을 '정보의 정원'이라고 이름 붙이고 이를 일본어 발음 그대로 '조호 노 니와(Joho no niwa)'라고 영어 표기된 사진도 공유하며 "발음하기엔 좋을지 몰라도 이해는 안 된다"고 했다.

CNN은 이를 '잉그리시(Engrish)'라고 불렀다. 잉그리시는 'r'과 'l' 발음을 잘 구별하지 못하는 비원어민 영어를 뜻한다. CNN은 26일(현지 시각) "일본에서는 영어가 디자인 요소로 쓰이는 때가 많아 대다수 일본인은 영어가 맞게 쓰였는지 신경도 쓰지 않는다"고 했다.

https://news.chosun.com/site/data/html_dir/2020/02/27/2020022700319.html

なお、これが「韓国はよくて日本がダメ」というネタではないことは、関係者はみんなわかっています。ええ加減でけち臭いことを仕事でしたらどうなるか、というのは、どこでも同じことです。

blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com