今までにも継続的に見てきたネタなのですが、「国防部も大統領府もどっちも主導権を握れない」という政治状況に、個人的には真っ先に目が行きます。
まあいずれにせよ、徴兵される当事者が蚊帳の外にあることは確かです。
記事入力 : 2010/09/04 10:32:17
徴兵：兵役期間の短縮計画を修正、21カ月が有力
24カ月に戻す案は全面白紙化李明博（イ・ミョンバク）大統領は3日、韓国軍の兵役期間を24カ月（陸軍基準）に戻す必要があるという国防部などの意見にブレーキをかけた。
盧武鉉（ノ・ムヒョン）政権時代に作られた「国防改革2020」に従い、それまで24カ月だった陸軍と海兵隊での兵役期間は、2006年から段階的に短縮され、最終的には14年7月の入隊者から18カ月となる。また、それまで26カ月だった海軍は20カ月、27カ月だった空軍は21カ月へと、それぞれ段階的に短縮されることになっている。国防部は、このような兵役期間の短縮は戦力の弱体化につながる恐れがあるとして、兵役期間を06年当時の状態に戻すよう求めてきた。
大統領府（青瓦台）の金姫廷（キム・ヒジョン）報道官が語ったところによると、李大統領は3日、国家安保総括点検会議（以下、点検会議。李相禹〈イ・サンウ〉議長）から、国防改革の課題に関する報告を受けた後、「兵役期間を24カ月に戻すのは、現実的に容易ではない。もっと慎重に検討する必要がある」と指示したという。点検会議はこの日、兵役期間を元に戻すことを建議したが、李大統領はこれを受け入れず、さらなる検討を指示したわけだ。
その一方で韓国政府は、14年までに兵役期間を18カ月に短縮する案についても全面白紙化し、原点から再検討することとした。大統領府の高官は、「将兵の服務期間は、当分は18カ月に短縮せず、24カ月に伸ばすこともしない方向で意見がまとまった」と語った。陸軍現役兵の場合、来年1月30日−2月12日の入隊者の兵役期間がちょうど21カ月になることを考慮し、21カ月に決定する可能性が大きいという。
権大烈（クォン・デヨル）記者
