公正なメディア構成

これとはまったく逆の方向から「偏向報道」で叩かれることの少なくない『朝鮮日報』に、「お前が言うな!」とツッコむのはたやすい。けど、それもつまらない。
両方向に偏ったメディアがあるってことは、悪いことやおまへんがな。
ネチネチちっちゃいこと気にせんと、親企業・反労働者的な方向で頑張んなはれ。

記事入力 : 2009/09/30 10:22:59
地上波放送の時事番組、9割が反企業・親労働者的
公言連創立1周年記念フォーラムで指摘

 KBSMBC、SBS、EBSなど四つの地上波チャンネルで放映される時事番組の多くが反企業的で、親労働者的な方向で偏った内容の番組を放映している、という分析結果が公表された。

 公正言論市民連帯(公言連)が29日、銀行会館(ソウル市中区明洞)で「公言連創立1周年記念フォーラム」を開催し、「地上波放送4社で放映された時事番組の総合モニタリング結果報告」を通じ、上記の内容を明らかにした。

 公言連は2006年1月から今年7月まで、MBSの『PD手帳』、KBSの『KBSスペシャル』など地上波4社で放映された10本の時事番組(計643編)に対するモニタリングを行ったところ、企業問題関連番組35編のうち、33編(94%)が企業に対する否定的なイメージを強調するものだったという。労使問題を扱った番組は同期間中に33編放映されたが、労働者側の見方に偏った番組が27編(82%)だった。

 北朝鮮の核問題に関連する番組の場合、核を「韓半島朝鮮半島)の軍事バランスを崩壊させる大量破壊兵器」というよりも、「交渉用のカード」という見方で制作された番組の方が多かった。KBSが放映した時事番組20編の中で10編(50%)、MBSの四つの番組の中で3編(75%)が、「北朝鮮の核は交渉用のカード」という見方を提示していた、と公言連は説明した。

 KBSの『KBSスペシャル』とMBCの『W』は調査期間中、海外の人権問題について37編を放映したが、北朝鮮の人権問題を取り扱った番組は1編もなかった。

 公言連のイ・ジョンチョル研究企画チームリーダーは、地上波4社の時事番組の問題点として▲イシューを提起するにあたっての偏った見方(否定的なタイトルを集中的に配置)▲対抗する世界観や階級間の対立を強調▲観点の偏り−などを指摘した。

 フォーラムではイ・ジェギョ公言連共同代表が、「放送局のプロデューサーたちはいまだに“民主対反民主”“反帝国主義”“半植民地主義”などといった1980年代式の二分法にとらわれている。プロデューサー・ジャーナリズムの問題点を解決するには、番組の企画段階からゲートキーピング(誤りを防ぐための事前チェック)を強化すべきだ」と述べた。

ヨム・ガンス記者

http://www.chosunonline.com/news/20090930000026