理性的であることを手放して

頭がよすぎる人の自己言及は、当人だけでなく他人をも時として裏切り、傷つけます。

それは、自他の血を見てもなお、已むことがありません。

「かくあるべし」という言葉を生むのは、「かくあらざる」事実です。

「かくありたい」ということは「かくある」ことではなく、むしろ真逆のことです。


いくら頭で先回りして先の先まで美しい考えを紡いでも、心も身体も付いてこないとすれば。

泥にまみれたあなた自身の姿に目を凝らすところから、まずは始めないと。