例えば日本だと、「慰霊」だとか「顕彰」だとか「追悼」だとかいった言葉の意味内容や概念をめぐって詳細で緻密な議論が展開されたりしているわけですが。
- 作者: 國學院大學研究開発推進センター
- 出版社/メーカー: 錦正社
- 発売日: 2008/07
- メディア: 単行本
- クリック: 20回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
- 作者: 國學院大學研究開発推進センター
- 出版社/メーカー: 錦正社
- 発売日: 2010/03/02
- メディア: 単行本
- クリック: 34回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- 作者: 矢野敬一
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
- クリック: 12回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
むしろ、そうしたフラットな言葉遣いのもとに包摂されている現実の安葬者たちの間には、そうした用語には反映され難い微妙な差異が亀裂として走っていて、その亀裂をどう扱うか(切り離すのか、埋めるのか、あるいは表面を塗ってしのぐのか…)が問題になり得ると思います。
もちろん、その取り扱いには、概念をめぐる抽象的なレベルもあるでしょうし、現場をめぐる具体的なレベルもあるでしょう。実態としては、日本でしきりに議論されている前者は、韓国では相対的にあまり問題にされていないように思います。
こういう堅苦しい話の後には、지윤씨のさわやかな笑顔をどうぞ。
*1:もちろん、大して当てにならない「管見の限り」においてですので、あまり真に受けないでください。