Kリーグ・プロ野球・陸軍大尉

気になったニュースを順番に。

KリーグではFCソウルが絶不調というニュース。まだ3試合とは言え、皇甫官監督には厳しい状態かも知れません。


記事入力 : 2011/03/21 08:18:57
Kリーグ:昨年覇者のFCソウルが絶不調

全南に0−3と完敗、今季2敗1分け
オウンゴール除き3試合連続無得点

 優勝の後遺症なのか、単純な序盤の不振なのか。昨年のKリーグ・チャンピオンのFCソウルが、全南に0−3と完敗し、極度のスランプに陥っている。

 ソウルは20日、アウェーで行われた全南戦で前半35分、全南のレイナに先制ゴールを許し、後半にもイ・ジョンホ、キム・ヨンウクにゴールを奪われた。これでソウルは今シーズン3試合で2敗1分けとなり、相手のオウンゴールによる1点を除き、3試合連続で無得点(6失点)という結果に終わっている。

 ソウルは今シーズン、アディ、デヤン、ジェパロフら既存の外国人選手に加え、モリーナを獲得し、チームの戦力を補強した。韓国国内で最高の外国人選手を集めた格好だ。だが、今シーズンのKリーグでは、昨年のチャンピオンとはとても言い難い試合を見せている。昨年までのスピードや細やかなパス、決定力が全て消えてしまった。組織力も見られず、不用意なパスミスが絶えない。

 FCソウルのサポーターは、車ドゥリチャ・ドゥリ)が出演するCMソングの歌詞をもじって「グァンのせいだ」と歌い、新任の皇甫官(ファンボ・グァン)監督の戦術を非難している。FCソウルは16チーム中15位に後退した。

 全北は、李東国イ・ドングク)が2ゴールを挙げるなど、釜山を5−2で撃破し2連勝。李東国はプロ通算101ゴールを記録し、史上6人目の通算100ゴール達成者となった。

 大田のブラジル人FWパク・ウンホと、守備的MFからストライカーに転向した尚州の金正友(キム・ジョンウ)はそれぞれ1ゴールを決め、共に通算4得点で得点ランキングの首位に立っている。韓国人風の名前で登録したパク・ウンホ(本名:バークナー)は、慶南戦で後半4分に先制ゴールを挙げ、2−0の勝利に貢献。一方の金正友は城南戦で、2−1とリードしていた23分に追加点を挙げ、チームを3−2の勝利に導いた。尚州、大田、浦項、済州がそろって2勝1分け(勝ち点7)で1−4位となっている。

 今シーズン開幕前にJリーグの京都からKリーグの蔚山に移籍した「ゴールを入れるDF」こと郭泰輝(クァク・テフィ)は、0−1とリードされていた後半22分に同点ゴールを、41分には逆転の決勝ゴールを決め、チームのシーズン初勝利に貢献した。水原はアウェーで浦項と対戦、金在成(キム・ジェソン)とシン・ヒョンミンに前後半でそれぞれ1点ずつ決められ0−2で完敗し、2連勝後の初黒星となった。

キム・ドンソク記者

http://www.chosunonline.com/news/20110321000005

ちなみに、Kリーグ公式サイトには、こんなヘッドラインニュースも上がっています。


次に、韓国プロ野球で第9の球団設立が承認されたというニュース。もっとも、正式な参入が早くて2013年ということになれば、まだ多少の紆余曲折がありそうな感じです。

記事入力 : 2011/03/23 07:19:28
野球:プロ第9球団「NCソフト」設立承認

初代団長にイ・サング氏

 NCソフトは韓国プロ野球九つ目の球団として承認された。

 韓国野球委員会KBO)は22日、2011年第3回理事会を開き、NCソフトの第9球団加入を承認、これを球団オーナー総会に案件として上程した。KBOは「既存8球団の満場一致で9球団を承認した」と発表した。しかし、ロッテは理事会終了後「最後まで反対票を投じた意味を伝えてほしい」とKBOに通知した。

 KBOは今月中に各球団オーナーに新設球団加入に対する賛否の意向を問う書面質疑書を発送、これをまとめ設立手続きを終える。球団オーナー総会で在籍会員社の3分の2以上の賛成を得れば、NCソフトは正式にプロ野球会員社になる。NCソフトのプロ野球加入金は50億ウォン(約3億6000万円)に確定した。

 KBOは、今月8日の実行委員会で論議された選手サポート方案に対しては現場の声をもっと聞いてから、4月に予定されている第4回理事会で審議することにした。

 KBOの李相一(イ・サンイル)事務総長は「NCソフトがいつ1軍に合流するかにより、選手の需給案自体が変わる可能性がある」と述べた。2013年に参入するには、実行委員会のこれまでの審議案よりも積極的な支援策が必要ということだ。

 NCソフトは理事会後、直ちに初代団長にイ・サング元ロッテ団長を選任したことを発表した。NCソフトのイ・ジェソン広報担当常務は「8年間ロッテの団長職を務めたリーダーシップと、プロ球団に27年間携わった運営経験、柔軟な対人関係を高く買った」としている。

 NCソフト側は「初代団長は戦力向上に全業務を集中させ、広報やマーケティング業務は別に稼動させる方針。監督やコーチ陣は今シーズン終了後に決める」と話している。

姜鎬哲(カン・ホチョル)記者

http://www.chosunonline.com/news/20110323000001


最後にこちらのニュース。見出しを見ただけでは事実関係がとらえにくかったんですが、韓国陸軍の現役大尉(韓国陸軍士官学校60期*1)が、日本の防衛大学校に留学して、そこで最優秀論文賞を受けた、ということですね。

こうした留学や交流の関係は、韓国軍と自衛隊の間でかなり緊密にあるようです。

記事入力 : 2011/03/23 07:41:04
韓国軍:陸軍大尉に最優秀論文賞=防衛大

 韓国陸軍の現役の大尉が日本の防衛大修士課程で、外国人としては初めて、同大の最優秀論文賞(山崎賞)を受賞した。金佑鎮(キム・ウジン)大尉(32)=陸士60期=は、20日の卒業式で「低姿勢モノポールアンテナの広帯域化および指向性調整」と題する論文で山崎賞を受賞した。

 金大尉は、同大電気電子工学科で2年間学び、全ての科目で「A」を取るほど優秀な成績を修め、論文も多数発表し、日本のアンテナ電波学界で知らない人はいないほど注目されてきた。また、同大国際関係学科の学生たちを対象に、無料で韓国語教室を開設し、毎日1時間ずつレッスンも行った。

 23日に帰国した金大尉は「韓国の将校という自負から、あらゆることに全力を注いだ。専攻を生かし、国防科学技術の発展に寄与したい」と語った。

張一鉉(チャン・イルヒョン)記者

http://www.chosunonline.com/news/20110323000005

*1:2011年入学生が71期のはずですから、この方は2000年入学ということになるのでしょうか。