韓国のコンビニ探し

もしも、以前にはあったはずのファミリーマートが見当たらないときには、そのあたりをよく見てみてください。

この看板がかかっていれば、そこがたぶん、お探しのコンビニです。

よく見ると、かつてファミリーマートだった名残が見えると思います。



韓国のファミリーマート 8月から「CU」に名称変更
入力 2012-06-18 15:13:30

韓国のコンビニ業界第1位の普光ファミリーマートは、全国で展開しているファミリーマートの名前を、8月から「CU」に変えることになりました。

ファミリーマートを運営している普光ファミリーマートは18日、ソウルのホテルで記者会見し、8月1日からファミリーマートの名前を「CU」に変え、ことし10月までに全国のファミリーマートの看板も変えることにしたと発表しました。

普光ファミリーマートは、1990年10月に日本のファミリーマートとライセンス契約を結んで韓国でコンビニエンスストアを展開し、現在は7281店舗を運営していますが、このほどライセンス契約を解除し、独自の経営体制に転換することにしたということです。

しかし、日本のファミリーマートとの戦略的パートナー関係は維持することにし、商標使用権契約なども維持することにしたとしています。

新しい名前の「CU」は「あなたのためのコンビニ」という意味で、これを機に韓国に合った独自の運営システムを構築していきたいといしています。

http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Ec_detail.htm?No=44103


追記:このメディアにしては参考になる韓国ニュースだったので、追記としてクリップ。

韓国からファミマ看板次々に消える 新ブランド「CU」になった理由は
2012/10/29 19:51

韓国で約7500か店のコンビニエンスストアを展開するファミリーマート。その看板が2012年8月から、続々と「CU」に変わっている。

合弁で運営している会社も「普光ファミリーマート」から、「BGFリテール」に社名変更。日本の「ファミリーマート」の名を捨てて、韓国の新ブランド「CU」として世界市場に出て行くという。

公共施設の出店はファミリーマートの看板では出店しづらい


韓国のファミマの看板が「CU」に掛け替えられている(写真は、「CU」を運営するBGFリテールのホームページ)

ファミリーマートは韓国に7559か店を出店(2012年8月末時点)。13年2月末には8280か店(前期末比1370か店増)となる計画だ。

韓国のコンビニ市場は1989年にセブン‐イレブンが1号店を出店。ファミマはその後の1990年に、ソウル・可楽洞(カラクドン)に1号店をオープンした。以来22年、現在は同社が韓国勢をも抑えてシェア第1位となった。ファミマの海外戦略で韓国は、最も重視している国の一つでもある。

韓国でも「コンビニ」を使うライフスタイルが徐々に浸透し、「ファミリーマート」の看板もだいぶ馴染んできた。

ところが、その看板が次々と、紫色を基調とした「CU」に掛け替えられている。ファミマによると、「8月末の段階でほぼ半数の店舗の看板が掛け替えられました」と話す。

新名称の「CU」は「あなたのためのコンビニ(CVS for You)」という意味。BGFリテールの洪錫肇(ホン・ソクチョ)会長は「日本のコンビニエンスストアの模倣から脱却し21世紀の韓国型コンビニに能動的進化をする」と語り、「CU」を世界ブランドに育て、2020年に売上げ10兆ウォンを達成するのが目標、としている。

ファミリーマートはなぜ、韓国で看板を下ろしてしまったのか――。同社はこう説明する。

韓国のコンビニ市場はほぼ飽和状態で競合が激化、出店が難しくなりつつある。

「公共施設などへの出店の際は、日本の『ファミリーマート』の看板では出店しづらいことがあります。『CU』であれば、そういった場所への出店も可能です。企業の成長を考えれば、その国々にあった方法で運営していくことがいいわけです」

看板には「with FamilyMart」と付記している

看板の掛け替えがはじまって3か月が経ち、そろそろすべての店舗の看板が「CU」に掛け替わった頃だ。韓国を訪れた日本人観光客のリピーターが、それまで見かけた「ファミマ」の看板がなくなったことに気がつき、驚くことはあるかもしれない。

看板の掛け替えは、ファミリーマートとBGFリテールとのライセンス契約が2012年7月末に切れたことによるものだが、両社は新たな包括的な提携契約を締結。それが「CU」ブランドの立ち上げと資本関係の強化だ。

BGFリテールは他社が韓国内で「ファミリーマート」のブランド名を使用できないようにする契約を結んでおり、ファミマとの資本関係も継続。一方、ファミマはBGFリテールへの出資比率を23.48%から25%に引き上げた。ファミマは「資本関係はこれまで(持分法適用会社)と変わりありませんが、関係は強化されています」という。

たしかに看板も掛け替わっているが、「with FamilyMart」と付記されていて、「CU」がファミリーマート・グループであることがわかるようになっている。

ファミリーマートは、「(BGFリテールとの)関係が悪くなったわけではありませんし、これからも(関係が)強化できるところは強化していきたい。そういったこと(経営ノウハウが流出してしまう心配)もありません」と話している。

http://www.j-cast.com/2012/10/29151839.html