ちょっと何言ってるか分からない。
大学在学中は授業料無償化し卒業後納付 首相に提言提出
5月22日 16時28分自民党の教育再生実行本部は、大学などに在学している間は授業料を無償化し、卒業後に収入に応じて国に納付する新たな制度の検討などを盛り込んだ提言をまとめ、安倍総理大臣に提出しました。
自民党が提出した提言では、家庭の負担が大きい高等教育と幼児教育に優先的に投資することが重要だとして、高等教育について大学などに在学している間は授業料を無償化し、卒業後に一定の年収を超えた場合に、収入に応じて国に納付する新たな制度を検討するとしています。
さらに、幼児教育の無償化を加速させるため、党内で議論が進められている「こども保険」が財源の候補になると指摘しているほか、教育の充実に必要な、まとまった規模の新たな財源をつくるため、保険や税、それに国債などを候補として議論を急ぐ必要があるとしています。
また、22日は公明党も提言をあわせて提出し、所得税や相続税などの見直しにより教育財源を確保することや、自民党が提言した在学中は授業料を無償化とする新たな制度についても「今後、研究する」としています。
自民・公明両党から提言を受け取った安倍総理大臣は「すべての子どもたちの夢をかなえるために、政府・与党が一体となって、財源を含めてしっかり検討したい」と述べました。
教育の無償化をめぐって、安倍総理大臣は3日、憲法を改正して2020年の施行を目指す意向を明らかする中で、具体的な改正項目として、大学などの高等教育の無償化などを例示しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170522/k10010990911000.html
たぶん総ツッコミになってると思うのですが、ここまで不真面目なことをよぉ考えついたな、でもってそれをそのままよく公表できるなあと。
今そこにある問題は、何もどぉにもならんでしょう、これでは。
【悲報】自民党教育再生実行本部、「卒業後にツケ」を「大学在学中授業料無償化」として提言
2017年5月23日11:35 by 深海 | カテゴリー 社会 | タグ 政治, 教育現時点では「ツケやローンは無償である」との閣議決定は為されていないはずですが、先走りでしょうか?詳細は以下から。
教育無償化のための改憲を掲げる自民党の教育再生実行本部は、大学などに在学している間は授業料を「無償化」し、卒業後に収入に応じて国に納付する制度を盛り込んだ提言を安倍首相に提出しました。
この提言では家庭の負担が大きい高等教育について、大学などに在学している間は授業料を「無償化」し、卒業後に一定の年収を超えた場合に、収入に応じて国に納付するといういわゆる「ツケ」や「ローン」とも呼べる新たな制度を検討するとしています。
まず一番大きなツッコミどころとして、卒業後に支払わなければならないのであればそれはどこをどう読んでも「無償化」ではありません。居酒屋で「ツケ」で飲んだとしても自動車を「ローン」で買ったとしても「代金無料」にはならないのと全く同じで、これを「無償化」と呼ぶことは完全にまやかしでしかありません。
現在も奨学金という名の学資ローンの返済に苦しむ若者が大勢存在することは既にあちこちで報道されているとおりですが、この制度は学資の借り先が国になるだけの違いしかありません。
また、「卒業後に一定の年収を超えた場合に、収入に応じて国に納付する」ということで、この制度を利用した場合には卒業後も延々と国に収入を監視されるということも同時に意味します。
さらに疑問なのは、教育無償化の改憲を行って2020年に施行するのであれば、この制度が利用される機会があるのでしょうか?まさか憲法改正後の教育無償化がこの「卒業後にツケ」であるのだとしたら、それはおなじみの安倍政権による言葉遊びの大嘘ということになってしまいます。
http://buzzap.jp/news/20170523-education-without-charge-ldp/