高槻が生んだスター・織田信成と関西大学との確執

関大アイススケート部監督退任のニュースは何となく小耳にはさんでいましたけど、こんなことがあったとは。

ameblo.jp
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で、何があったのか。今のところ、出てきている文書を通して推測することしかできませんが、「双方の合意が取れていない何か」があったことだけは確実なようです。その立場でこんな文章、軽々しく書けないですよ。

2019.09.30
織田信成氏 監督辞任は「モラハラ行為で体調を崩すように」関大に真っ向反論

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織田信成

 プロスケーターの織田信成氏が29日、ブログを更新し、関西大アイススケート部監督を退任したことについて、「多忙」を理由と報道されたことを否定し「リンク内で私に対して嫌がらせやモラハラ行為があり、その影響で今年春頃から体調を崩すようになった」などと記した。

 関大は9日に、織田氏アイススケート部の監督退任を発表。その際に「(多忙で)監督としての時間が十分に取れない」と申し出があったと説明していた。

 だが織田はこれに真っ向反論。「関西大学アイススケート部監督辞任について、一部事実とは異なる報道がありましたので、自分の口から説明させてください」と切り出した。

 そして「多忙を理由に監督を辞任したわけではなく、また関西大学との話し合いの場で『多忙で監督として十分な時間が取れない』とは一言も話していません」とした。

 そして辞めた本当の理由として「リンク内で私に対して嫌がらせやモラハラ行為があり、その影響で今年春頃から体調を崩すようになり、辞任するまでの3カ月間リンクに行く事が出来なくなった事と、それに対する関西大学の対応が誠意あるものに思えなかったからです」と説明した。

 7月には弁護士も交えて関大側と話し合い、関大側が調べて報告するとなったというが、「そこから2カ月待ちましたが、誰がどのように調べているのか分からず、また結果報告もありませんでした」という。報告を待っている間も、選手達を思い、「なんとかリンクに戻れる環境にしてくれないか」と訴えたと言うが、何も変わらず、「半ば諦めた気持ちで監督の職を辞する決意を致しました」とつづった。

 関大側が引き留めたという報道に対しても「そのような事はない」と否定。最後に学長にあいさつしたいと求めたというがそれもかなわなかったという。

 「この件について公表する予定はありませんでしたが、辞任してから事実とは違う内容が関西大学側から発表され、精神的に耐えられず、今回自分の口で説明する事となりました」と苦渋の決断を強調。「途中で職務を投げ出す形になり、本当に申し訳なく思っている」と謝罪すると同時に、「人前で笑う事がつらく感じることもあった」と正直な心情も吐露。

 だが「指導者としての夢はまだ諦めていないので、オファーがあれば何処へでも行って指導できればと思います」と指導者としての意欲は失っていなかった。

https://www.daily.co.jp/general/2019/09/30/0012746735.shtml

2019.09.30
織田信成氏のモラハラ退任、関大は「事実関係を確認中」

 プロフィギュアスケーター織田信成氏が29日、ブログを更新し、関大アイススケート部監督を退任した理由について、モラハラによる体調不良と明かしたことに波紋が広がっている。関大側はデイリースポーツの取材に対し事実関係を確認中とした。

 関大は9日に、織田氏の退任を発表。その時の文書には「2017年4月の着任以降、後進の育成に多大なるお力添えをいただきました。大変残念ではありますが、今後も、本学フィギュアスケート関係でご指導、ご鞭撻を賜る機会があることと存じます。心から感謝を申し上げますとともに、益々のご活躍を祈念いたします」と記されていた。

 後任については「未定」としており、文書の中には退任の理由は記されていなかった。だが、関大は当時、デイリースポーツの取材に対し、多忙な生活のため、監督として選手と接する時間が確保しづらいとして織田氏自身が春頃から悩んでいたとし、大学側としては引き続き指導の依頼をしていたが、織田氏が退任という結論を選んだと説明している。

 関大側は30日、デイリースポーツの取材に対し、事実関係を「確認中」と繰り返した。退任発表時は多忙と説明したことについても「確認中」としている。

 織田氏は29日に更新したブログで、関大のアイススケート部監督退任について、多忙が理由とされていることに真っ向反論。「リンク内で私に対して嫌がらせやモラハラ行為があり、その影響で今年春頃から体調を崩すようになった」として、「多忙を理由に監督を辞任したわけではなく、また関西大学との話し合いの場で『多忙で監督として十分な時間が取れない』とは一言も話していません」と説明している。

https://www.daily.co.jp/general/2019/09/30/0012747068.shtml

2019.09.30
関大 織田信成氏告発に反論文書【全文】「指導法巡り意見相違」「辞任申し出あった」

 プロフィギュアスケーター織田信成氏が29日付ブログで、今月9日に発表された自身の関大アイススケート部監督退任の理由について、「リンク内で私に対して嫌がらせやモラハラ行為があり、その影響で今年春頃から体調を崩すようになった」と訴え、多忙による退任としている大学側の説明を否定した。体調を崩し3カ月、リンクに行くことができなかったとし、大学側の対応を「誠意あるものに思えなかった」とした。これに対し、関大側は30日夕方、反論の文書を公表した。

 【以下、全文】

 「織田信成さんのブログでの発信について」

 9月9日付プレスリリースした本学体育会アイススケート部前監督兼コーチである織田信成さんの退任報道(文末ご参照)について、今般、織田信成さん自身のブログにおいて発信がありました。織田信成さんに対しては、監督就任以来2年余り、後進の育成にご尽力いただき、本学関係者一同大変感謝しております。本学としては織田信成さんの事情を踏まえて慎重に対応してきたつもりですが、ご本人の理解を十分に得られなかったことは大変残念であります。

 さて、本年4月以降、織田信成さんに関係して、指導方法をめぐって同部内で意見の相違があったことは認識しています。その後、織田信成さんからは、本年7月1日に学長に対して所属事務所、弁護士が同席のもと、指導方法等に関する強い要望がありました。

 そこで、織田信成さんのご意見もお伺いし、その内容に基づき、時間をかけて複数の関係者に対してヒアリングを行ってまいりましたが、総合的にみてその要望を受け入れることは妥当ではないと判断しました。

 織田信成さんのご体調も考慮しつつ、こうした結果を織田信成さんにお伝えすべく、慎重に準備を進めておりましたところ、先に織田信成さんから辞任のお申し出があり、やむなく本学として了承することとなりました。

 なお、9月9日の退任の報道にあたっては所属事務所と十分に協議の上、発表しておりますことを申し添えます。

 本学としてはこれからもご本人や所属事務所と話し合いを続ける用意があり、真摯に対応してまいりたいと考えております。引き続き、学生ファーストをモットーに、練習環境の向上に努めて参ります。

https://www.daily.co.jp/general/2019/09/30/0012747535.shtml