何がきっかけだったのかは忘れてしまったのですが、「吹田に市有の軍人墓地がある」という話を聞いたのですね。
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吹田市有墓地条例
知らないところでもない吹田に、そんなのがあるとは知りませんでしたので、見に行ってみようと思い立った次第です。
所在地は片山公園だというので、JR吹田駅から歩いて目指すことにします。
最近こちら方面には来てなかったので見たことがなかったのですが、大和大学ってこんな感じの立地なんですね。交通アクセスはいいですし、公園に隣接してて、なかなかいい環境だと思います。
で、その大和大学に隣接しているのが片山公園なのですが、これ自体は純然たる公園で、墓地があるような感じはあまりありません。
それっぽいのは、これくらいではないですかね。公園内の丘の上の方にあります。
この忠魂碑、揮毫は東郷平八郎です。
昭和4年に建てられたといいますが、現在の形でこの場所に建てられたのは戦後の昭和34年、吹田郷友会による移築があったようです。
竣工当時のことを思えば、丘の上を造成し、参道から台座に至るまでたいへん立派に整備されたのだと思います。ただ、現在は石囲みの一部が崩れてしまっています。見る限りでは昨日今日の崩壊ではないと思われますが、その修繕に手が回っていません。この地への忠魂塔移築に尽力した郷友会の方々で現在もご存命の方はもうほとんどおられないでしょうし、事実上の放置状態なのかもしれません。
…で、軍人墓地はどこやねん?
忠魂塔の位置から見ると正面右手、公園の中心からは遠ざかる方向の敷地のはずれに、斜面沿いにつけられた脇道があります。やぶと金網にはさまれたその道を辿っていくと、こんな墓地に出ます。
軍人墓も点在して目につきますが、ここは目指す軍人墓地ではありません。
軍人墓地は、この寺有墓地を超えた先に、隣り合う形で存在しています。
ということで、この軍人墓地については、また改めて記事にするとします。