オスカルとタムドク

たまたま古本屋で見かけて読んだこの本。

読んでいてふと気付いたのが、オスカルとタムドクに通じる点であった。
コミック版 太王四神記 2巻 (1週間COMICS)

コミック版 太王四神記 2巻 (1週間COMICS)

武を司り、剣を振るう地位にありながら、その剣の向こうの人々の生命や人生への思いを馳せる。そうした矛盾の狭間で生きるその生き様が、両者には通じているような気がするのだ。
武を司るということは、直接的に死を司るということでもある。そうでありながら、いかにして生に向き合うか。「武」の精神というのは、死の哲学を考える上で一つの手がかりとなり得るだろう。
戦場の精神史  ~武士道という幻影 (NHK出版)

戦場の精神史 ~武士道という幻影 (NHK出版)