というわけで。
アンアンのセックス特集
いや、あのですね、北原さんの言いたいことはわかるんですよ。日本語としては。
でも、どうしようもなく感じるこの違和感。何なんでしょうねこれ。
私がこの文章を読んでて思い出したのは、他ならぬこれでした。
- 作者: 山田玲司
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1991/09
- メディア: コミック
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たぶんですね、アンアンのセックスDVDがそんななのは、バブル期に散々アッシー・メッシー・ミツグ君をさせられた男どもの、積もり積もった怨念のせいですよ。
はい。ここまでの料金!
プライドを傷つけない配慮 → 100000円(2000円×おおまかな回数で計算です)
気分をもりあげてあげる配慮 → 12000円 (大変な重労働です)
チンコを勃起させ続ける配慮 → 7000円 (相場がわかりません)
あくまでも自然な流れで行うフェラチオ代 → 35000円 (どんなもんでしょう)
計162000円也です。
これ程度の〈お布施〉では、あのバブルの怨霊はとてもとても供養しきれないんじゃないですか?誰も彼もが秋くんとユイちゃんみたいな結ばれ方をしたわけではないんです。
そう考えてみれば、「草食系男子」ってのは、復讐的な存在なのかも知れません。
ついでに余計な事を書けば、実は北原さん、マッチョ思考なのかも知れませんね。何となくそんな気がしました。
男だって、「本当に自分のだめだけに欲望に忠実に、欲望を露わにすること」が許されてるわけではないんですよ。男と女(だけ)が、そんなに画然と区切られてるわけではないんです。
まあこの辺を言い出せば、話はどこまでも平行線をたどるような気がしますけど、「男なんてしょせんこんなもん」って見下げる癖、どうにかなりませんかね。それって、「女なんてしょせんそんなもん」ってうそぶくバカな男と完全にパラレルだと思うんですよ私は。
それにしても、この手の特集って「誰がこんなん参考にすんねん!」とツッコミを入れながら楽しむもんではないんですかね…?
例えば、ジャルジャルのコントを見て「不条理じゃないか!」とツッコむのは、いくらなんでも野暮だと思うんですけど。