福知山市動物園のロデオ復活

まだまだ、福知山市動物園は何かを持っているようです。

なかなかそういうわけにもいきませんが、どうにかして再訪したいなあ…。

今度はミワちゃんミニブタに乗る 福知山市動物園

■ウリ坊の背中みたいと人気復活■

 福知山市猪崎の市動物園で、イノシシの子・ウリ坊の背中に乗り、その愛らしい姿が話題になった子ザルのミワちゃん。ウリ坊が大きくなったため、園内散歩はやめになったが、今はミニブタの背中に乗って遊ぶことが多い。中でも同じ1歳のヒトミちゃんに乗る時は、ヒトミちゃんが嫌がって小走りをするため、かつてのミワ・ウリコンビを思い起こさせるロデオ走りを見ることが出来る。新たなコンビに、来園者たちは大喜び。

 ミワ・ウリの園内散歩は4月15日でラストランになった。ウリ坊は園入り口近くの囲いの中で飼育されているが、ミワちゃんは今も二本松俊邦園長と時折散歩する。特に気に入っているのがミニブタとの遊び。たくさんいるミニブタの背中に乗ってじゃれている。

 ミワちゃんが背中に乗っても、ほとんどのミニブタは嫌がることなく、ミワちゃんも乗馬のように背中を伸ばし、ゆったりとした格好でいるが、ヒトミちゃんの時は、そうもいかない。

 ヒトミちゃんは怖がりなため、ミワちゃんが背中に乗ると嫌がり、振り落とそうと小走りになる。ミワちゃんのほうは振り落とされないよう、競馬の騎手のようにおしりを浮かせて背中にしがみつく「モンキー乗り」をする。

 この姿はミワ・ウリがまだ小さかったころのロデオを思い起こさせる。ただ、ヒトミちゃんの変幻自在の動きで、ミワちゃんが振り落とされてしまうことが多く、まだ完ぺきには乗りこなせていない。

 ミワ・ウリの人気が沸騰した昨秋と比べると、園の入場者数は減っているが、いまだに2匹の人気は高く、特にミワちゃんがミニブタ舎の中で遊んでいる時は人だかりができる。ヒトミちゃんの背中に乗ってロデオ姿を見せると、周りからは「まだ小さかったウリ坊に乗っていたころを思い出す」といった声が聞こえ、カメラにその姿を収める人たちが後を絶たない。

 最近は、以前よりヒトミちゃんの態度も「軟化」。ミワちゃんが乗っていても立ち止まって、まんざらでもない様子を見せる時もある。

 ミワちゃんはあと1年ぐらい園内散歩が出来そうで、今後モンキー乗りに磨きをかけるとともに、ヒトミちゃんとの絆を深めていく。

 二本松園長は「ミワちゃんは、ウリ坊に乗っていたころを思い出しているかのようで、すごく楽しい様子です。こんな姿がまた見られるなんて思わなかった」と話し、新たな名物コンビ誕生に期待を寄せる。

写真=モンキー乗りでヒトミちゃんの背中に乗るミワちゃん

http://www.ryoutan.co.jp/news/2011/06/18/003803.html