三つ足のにゃんこ

それは、いつも通りかかる公園で。

病気か、事故か、それとも悪意あるヒトの仕業なのか。

(三つ目の可能性が現実なのだとしたら、その行為に報いがもたらされますように。)

ただ、そんな詮索は、本猫には今、どうでもよいことです。

傍から見て不恰好だろうが何だろうが、歩き、走り、跳んで、

そして身を守らねばなりません。

まず、生き延びていくこと。

野良と呼ばれる境遇であっても、

それが、何よりも大事なことです。