もう3週間ほど前のことです。
神戸・北野で、そこを舞台にした少女マンガのスタンプラリーが始まりました。
漫画「あるいとう」の舞台歩こう 北野異人館周辺でスタンプラリー
2013.11.23 11:35
スタンプラリーイベントをPRする実行委員会の竹中愛美子副会長(左)と、「あるいとう」の作者、ななじ眺さん=神戸市中央区神戸市中央区の観光地・北野を舞台にした少女漫画「あるいとう」(集英社)で描かれたスポットをめぐるスタンプラリーが、23日から12月23日まで、北野異人館街周辺で開催される。作者のななじ眺(ながむ)さん(39)と地元関係者らが連携し、原画展やななじさんがファンの前で原画を描くイベントなども企画。地元関係者は、漫画の聖地をアピールし、地域の観光活性化の効果に期待している。
「あるいとう」は、母親を阪神大震災で亡くした経験を持つ主人公の女子高生が、人とのふれあいの中で成長していく姿を描く物語。主人公が暮らす北野町を舞台に、異人館や北野の街並みなどが数多く登場する。雑誌「マーガレット」(同)で連載中で、単行本は4巻まで発売されている。
スタンプラリーは北野観光推進協議会と北野異人館協会でつくる実行委員会が開催。同協議会が昨年9月に北野町で開いたななじさんの作品の原画展には、約千人のファンが訪れたといい、さらに作品を通じて北野の魅力を発信しようと、今回のイベントを企画した。
スタンプの設置場所は、風見鶏の館やラインの館、神戸北野天満神社など作品に登場したスポットの中から12カ所をピックアップ。期間中に5カ所以上のスタンプを集めて応募すると、抽選で作品のグッズやホテル宿泊券などの賞品が当たる。
また期間中、ななじさんの全面協力の下、多彩な関連イベントも開催。12月8日まで(同7日を除く)、「あるいとう」の原画12枚を神戸北野美術館で展示するほか、ななじさんがマーガレットに掲載予定の原稿をファンの前で描くイベントも予定。主人公のトレードマークであるボーダーの服を着て訪れるとカフェなどの協力店で特典を受けられるユニークな企画も。
兵庫県出身のななじさんは「神戸は大好きな場所。私の作品を通じて1人でも多くの人が北野を訪れるきっかけになればうれしい」。神戸北野美術館館長で実行委副会長の竹中愛美子さん(52)は「ファン以外の人にも楽しんでもらえる内容。多くの人に北野に訪れてもらい、リピーターになってもらえる取り組みをしていきたい」と話している。
スタンプラリーのマップは、23日から各スタンプポイントや観光案内所などで配布する。イベントの問い合わせは実行委事務局。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131123/wlf13112311370014-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131123/wlf13112311370014-n2.htm
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記事中にある「主人公のトレードマークであるボーダーの服」は、こんな感じのものですね。
https://twitter.com/yellow_flag3/status/407759871790944257/photo/1
ところが、そんな「あるいとう」ファンの来訪が期待されていたイベント最初の週末。
大挙して北野の異人館街を埋め尽くしたのは、ボーダーとは似ても似つかないパーカーやスタジャンを着込んだ、どう見ても『マーガレット』読者とは思えない人々でした。
辛うじて、彼らが持っていたカバンはボーダーでした。が、もちろんそんなことはフォローにもなりません。
予想もしなかったこの光景に、当事者以外の方はさぞ驚かれただろうと思います。ある程度は予想していた私も驚きましたから。
知らなかったこととはいえ、いろいろご迷惑をおかけしたかもしれません。
お詫びにと言ってはなんですが、北野では「女神様も読んだらしい」という話を耳にした『あるいとう』、通しで5巻まで読んでみました。
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まったく予備知識ゼロで読んだんですけど、第2巻で不意打ちを食らわされました。「マーガレットにこんなのが載ってたのか…」と。
詳しいことは本編を読んでもらうとして、「ああ、これは…(ツライ」と私が思ったのは、それ自体は何ということもない、神戸市内海側の古い借家のカットでした。
そんなわけで、聖地巡礼の話から始まったお話は、先日の淡路島の話へと、つながっていくわけです。
ちなみにスタンプラリーは、12月23日まで開催中です。
あるいとう×神戸北野異人館街スタンプラリーお得な企画ご紹介! - 神戸北野異人館街
マーガレットなんか普段読まないであろうギュリ派のおっさんも、読んで読み甲斐のある作品だと思います。桜ちゃんにはなれなくとも、お父さんや乱さんになって思い入れることはできるかもしれません。