なんで今、週刊ポストが飛田新地なのか、よくわかりませんですけど。
飛田で生きる: 遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白 (徳間文庫カレッジ す 1-1)
- 作者: 杉坂圭介
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2014/10/03
- メディア: 文庫
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名門私立大に通う女子大生 飛田新地で1週間80万円を荒稼ぎ
2015.02.16 16:00借金を抱えていたり、家庭が貧しかったり、他人にはいえない事情を抱える“ワケあり”だったり……そんな女性たちが働く場所というイメージは今や昔。都内の名門私立大に通う4年生の聡美さん(22歳。仮名)がいう。
「“リゾート地のアルバイト”感覚で飛田新地で働いている子は結構います。1週間で100万円稼げるという誘い文句に惹かれました。卒業旅行で1か月ぐらいヨーロッパ、アフリカを回りたいから。
これだけ稼げるバイトは他にないんじゃないですか? 働いてみると、病気の管理もしっかりしていて、わずかな時間なので気持ちはラクでした」
ツヤのある黒髪で、女優の堀北真希に似た清純そうな彼女は昨秋、飛田新地のいわゆる「ちょんの間」で1週間働き、80万円を稼ぎ出したという。
飛田新地は大阪・西成区にあるかつての遊郭の名残をとどめる街だ。半径200mほどの一画に100軒ほどの“料亭”が軒を連ね、その軒先では、胸の谷間や脚を強調した服やナース服、チャイナドレスなど衣装も華やかな若い女性たちが男性を誘う。
大正時代から続く色街は、1958年(昭和33年)に売春防止法が施行された後も、“料亭”という名目で生き続けている。女性を直接見て店に入り、2階の個室に上がって飲み物を飲む。そこで女性と自由恋愛する──というのが建て前だ。
飛田の元料亭経営者で、現在もスカウトマンとして活動する杉坂圭介氏がいう。
「“料亭”が作る組合のしっかりした管理により、暴力団排除から性感染症の防止策まで徹底している。昔の『怖い』、『怪しい』、『暗い』というイメージは薄れてきている」
インターネット上に洒落た求人ページを作って女性を勧誘していることも、女子大生の応募が増えている理由である。先の聡美さんもインターネットの求人広告を通じて応募した。
ある求人ページは、〈大阪出稼ぎツアー 目指せ1週間で100万円〉という見出しで、7日間で114万円を稼ぐシミュレーションまで載せている。
※週刊ポスト2015年2月27日号
飛田新地勤務の元キャバ嬢「女の子のレベルは六本木より上」
2015.02.22 16:00「飛田新地」と聞いてピンとくる女子大生など、過去には滅多にいなかったはずだ。ところが今や、「1週間で100万円稼げる」効率のいいバイト先として有名になっているという。
飛田新地は大阪・西成区にあるかつての遊郭の名残をとどめる街だ。半径200mほどの一画に100軒ほどの“料亭”が軒を連ね、その軒先では、胸の谷間や脚を強調した服やナース服、チャイナドレスなど衣装も華やかな若い女性たちが男性を誘う。
“料亭”のネオンの下で客を待つ女子大生たちの金銭感覚と性意識とは──。ある店舗経営者が語る。
「応募者には、まずメールで顔写真、全身写真、3サイズなどを送ってもらいます。その後、大阪で面接を行ないます。一般の人は驚くかもしれませんが、応募は殺到しています。ハッキリいって今は買い手市場。書類審査で半分ぐらいは落とします。
その後、500人ほど面接しても受かるのは70〜80人だから採用率は2割に満たない。そのうち実際に働いて思い通りに稼いでいるのは5人ぐらい。いくら若い女子大生でも、お客様に奉仕できないと務まりませんから。ルックスも良くて仕事もできる子は応募者の1%くらいです」
つまり、料亭の前で笑顔を振りまく女性は、倍率100倍という狭き門を通った“エリート”なのだ。2月上旬に面接を受けた都内の女子大に通う美穂さん(21歳)は、同僚のレベルの高さに衝撃を受けたという。
「他にどんな子が働いているのか写真で見せてもらったのですが、全員がハイレベル。女優の佐々木希、綾瀬はるかにソックリな子もいた。私は六本木の高級キャバクラでも働いたことがありますが、女の子のレベルは飛田新地のほうが上だと断言できます」
※週刊ポスト2015年2月27日号
見出しの付け方もアレですし、いろいろ微妙な読み方をされているような気がしますけど、とりあえず「誰もがやろうとしてできる仕事ではない」ということくらいは、わかるでしょう。
このへんの本を読めば、それは飛田に限った話ではなくなっていることが、わかるはずです。男性週刊誌の記事だからと言って、スポーツ紙の風俗情報欄のような読み方をして済ませられるような話では、ないことも。
- 作者: 中村淳彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
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- 作者: 水嶋かおりん
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