フアランポーン駅からそう大きくない川を渡って、少しばかり歩いたところから、バンコクの中華街であるヤワラート通りが始まっています。
地図に落とすと、こんな感じで通りが伸びています。個人的な道程としては、フアランポーン駅とワットポーとの間に位置します。
フアランポーン駅から入ると、この鋭角な建物が入り口の目印になりますね。
この周辺には、大きなお寺や楼門のあるロータリー、近代的な造りの「曼谷医院」があります。これらを目指していけば道を間違うことはたぶんありません。
その先にずーっと伸びたヤワラート通り全体、1.5キロほどが、中華街となっております。
ここで目立つのは、フカヒレや燕の巣のような高級中華料理や金(ゴールド)のお店、そして食材など様々なものを扱う市場といったところです。が、単独でそぞろ歩く野良猫がそうした商売の顧客になることなどありませんので、ただ眺め眺めて通り過ぎます。
気になるのはむしろ、通り沿いのそこここにある年季の入った建物のほうです。バンコクの風雨に耐えて現在まで残ってきた建物の、根が生えて腰の据わった生活感を見ることができます。
今回、ここは目的地ではなく、ただ通り過ぎただけなのですが、グルメやショッピングなしでも充分に楽しかったです。
で、この後、さらに西に向かってワットポーにたどり着きましたので、話としてはこちらの記事に続きます。
【バンコクの風景】ワットポー、いちばんの見どころ - 大塚愛と死の哲学
これでやっと、バンコク街歩きの輪がつながりました。なお、プルンチット駅近くからスタートしてパヤータイ駅にゴールするまで、単純に道のりをたどるだけで20キロはくだらないと思いますので、このコースをすべて歩くのはお勧めしません。