原州行の余話ということで、行きしなのお話でも。
以前原州に行った時には市外バスを使ったので、今回は鉄道で行くと決めていました。で、ダイヤを検索してみると、なかなかいい時間に原州に着く清凉里発の観光列車「정선아리랑열차」が出ていたので、それに乗って行くことにしました。観光列車な分、運賃はムグンファ号よりも高いんですけど(13000ウォン)、清凉里から原州まではノンストップです。
ということで、雨の中、朝の清凉里駅へ。一目ではっきりとわかる特別仕様の列車です。
切符は指定席で買います。とは言え、清凉里から乗り込むお客さんはちょぼちょぼといったところです。平日だったこともあってか、観光よりも日常の生活感のあるお客さんがほとんどです。
貨物列車の車掌車好きな私としては、最後尾の展望デッキにずっといてもよかったくらいなのですが、指定席を取ったからにはそこに座っていないともったいないような気がして…ちょっと背伸びして贅沢してみても、しょせんは庶民は庶民…。
ともあれ、1時間足らずの列車旅は、雨に煙る車窓風景がやや残念だったものの、実に快適でした。
では、雉岳山にちなんだ「テーマパーク」を横目に、原州駅に降り立つとしましょう。
で、「降り立った後どこに行ったか」についてはすでに書いたので、さらにその後、復路のことも追記として。
原州駅に行ったなら、やはりこれは見ておかないと。
あ、手前のも気になるんですが、有名なのはその奥に見えるヤツです。登録文化財第138号、原州駅給水塔です。
등록문화재 제138호 원주역 급수탑 - 상세보기 문화재검색
個人的には、給水塔の反対側に見える引き込み線もすんごく気になるのですが、そこにあまり深入りすると怒られそうです。
清凉里までは普通のムグンファ号でのんびり帰りました。その途中では、往路でも目にしていた新設路線の工事現場を見ることができます。
いろいろ問題が出てきたとしても、この路線の開通を平昌オリンピックに間に合わせることが至上命題のはずですから、原州の鉄道事情が激変するのもそう先のことではありません。