そうそう、そうらしいです。その案内掲示を見たときには驚きました。
わざわざ見に行くほどではありませんけど、「通りかかればそこにある」という、なじみの癒しスポットでした。残念です。
それもまた時の流れかもしれません。でも、今でもけっこうそれなりの魚がそれなりの数いました。どんな「新名所」になるか知りませんが、「あのお魚さんたちはそれぞれどこへ行ってどうなるのか」くらいは具体的にアナウンスしてもらわないと、こっちは落ち着けませんよ。
2016.8.30 12:30
みんなこの場所で…阪急三番街「かわいい水族館」32年の歴史に幕、癒やしスポット惜しむ声 来春リニューアル
阪急三番街北館にある「かわいい水族館」=29日、大阪市北区(南雲都撮影)カラフルな魚が泳ぐ水槽が並び、待ち合わせ場所としても知られる大阪・梅田の商業施設「阪急三番街」(大阪市北区)の「かわいい水族館」が31日、約32年の歴史に幕を下ろす。街中の癒やしスポットとして通行人の目を楽しませてきたが、来春をめどにリニューアルされる。水族館としての再開予定はないといい、魚たちとの別れを惜しむ声が上がっている。
大勢の通勤客や買い物客が行き交う阪急三番街。その北館1階の通路約30メートルに沿って並べられた6個の水槽が、かわいい水族館だ。
昭和59年、阪急三番街の15周年を記念して設置された。水槽は1個あたり縦1・5メートル、横2・9メートル、奥行き1・6メートル。無料でさまざまな魚を観賞できるとあって、次第に人気の待ち合わせ場所となった。
水温は23~28度に保たれ、海水魚と淡水魚合わせて約50種類、約2千匹が飼育されている。淡水魚の中でもひと際大きいレッドコロソマは、20年ほど生きている“ご長寿”。イエローシクリッドは繁殖を繰り返し、水槽内にひしめき合うほど増えた。
定期的にダイバーが水槽に入って掃除をしてきた。昨年秋まで約30年にわたって担当した清水宏晃さん(62)は、興味深そうに眺める子供たちと水槽越しに「あっち向いてホイ」をして遊ぶなど触れ合いが楽しみだったという。
最終日も特別なイベントはなく、静かに姿を消す水族館。近くに掲げられた案内板を見た人々から「残念」といったつぶやきが漏れる。魚は各地の水族館などに引き取られる。
施設を管理運営する阪急阪神ビルマネジメント(大阪市)によると、平成29年春には新名所となるような姿に生まれ変わる予定で、「今冬には概要を明らかにする」としている。(吉田智香)
http://www.sankei.com/west/news/160830/wst1608300046-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/160830/wst1608300046-n2.html