【済州の風景】「六・二五参戦紀念塔」

もう季節もずいぶん移ってしまってますけど、本来はこちらの記事と同じ日のことでした。

【済州の風景】済州漢拏大学校前、バンイルリ(방일리)公園の慰安婦少女像 - 大塚愛と死の哲学
【済州の風景】「白馬高地の英雄・康承宇少尉像」 - 大塚愛と死の哲学

この下の記事にある康承宇少尉像や耽羅自由会館の裏手にあたる公園の中に、それはあります。けっこう広くて、親子連れや子供たちの憩いと遊びの場所になっている公園です。周辺には民俗自然史博物館や文芸会館など、済州の文化施設が集まっています。

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これですね。六・二五参戦紀念塔。思っていたよりもかなりデカくていかついのですが、子供たちの遊び場にさほど違和感なく置かれています。

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この塔が建てられたのは2012年。その時の除幕式の様子を伝える記事はこちらにあります。

新規設置予定の護国院現況3:済州圏 - 大塚愛と死の哲学

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この記念塔に胸像の置かれた4人の「英雄」のほか、記念塔の後ろの銘碑には、戦死者だけでなく、国家有功者となった「生存者」の名前も石に刻まれています。

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単なる記念碑の域を超えた、全部盛りマシマシの慰霊施設と言っていいでしょう。この記念塔の建立に尽力した人々の力の入りっぷりがしのばれます。

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この時の済州のネタはまだだいぶ寝かしてあるので、気が向いたらまたやります。