ガンバ大阪、長谷川健太監督への続投要請から今季限り退任発表まで

この間、何があったのかは知りませんけど、ここのところのACLの戦績やリーグ戦の状況からして、あっても不思議ではない結論だとは思います。

J2陥落というどん底からガンバ大阪を救い出し、昇格年に3冠達成という結果を出して、ガンバの一時代を築き上げた功績は、誰もが認めるところでしょう。ガンバ的にはまったくの外様でもあり、就任当初はその手腕に懐疑的な向きもあったと記憶していますが(私がそうでした)、今では「あの時、ガンバに来てもらってホントよかった」と思います。

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新たなスタートを切るための引く手はいくらでもあるでしょうから、その次のステージでの活躍を祈っています。

それはそれとして、問題は後任の監督です。今のところ未定ということですけど、西野監督退任からのセホーン呂比須・松波の悲劇を招いた2012年のことを忘れたガンバサポーターはいないと思います。同じ失敗を繰り返すことは許されません。

個人的には、かつてガンバ大阪でヘッドコーチも務めていた大分トリニータ片野坂知宏監督などの名前が浮かびますけど、しょせんは素人の戯言です。ガンバ関係者であれ外部からの招聘であれ、新たなステージでステップアップできる人を求めます。

G大阪が長谷川監督に続投要請、異例の早さで誠意
[2017年8月21日7時43分 紙面から]

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G大阪長谷川健太監督(16年10月9日撮影)

 ガンバ大阪が今季で契約が切れる長谷川健太監督(51)に続投を要請したことが20日、分かった。

 クラブ幹部は「ガンバの成長とタイトルを考えてくれる監督は長谷川監督しかいない」と明言。就任5年目の指揮官に厚い信頼を寄せ、8月中という異例の早さで誠意を伝えることにした。今季は育て上げたMF堂安がシーズン途中で海外移籍し、負傷者も相次ぎ苦戦。前日19日柏戦に敗れ8位と優勝は厳しくなっているが、同クラブ幹部はこの日「今、少し負けているからといって、彼よりいい監督はいない」と手腕を高く評価した。今後は単年、複数年契約など長谷川監督の希望も聞きながら、具体的な交渉に入っていく模様だ。

https://www.nikkansports.com/soccer/news/1875262.html

G大阪健太監督に山内社長「新たなステージに」惜別
[2017年9月8日7時44分 紙面から]

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G大阪長谷川健太監督(2017年2月13日撮影)

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長谷川健太監督の年度別成績

 ガンバ大阪は7日、13年から指揮を執る長谷川健太監督(51)が今季限りで退任すると発表した。就任5年目の今季で契約終了とし、来季は更新しない。手腕を高く評価し、8月中には来季の続投を要請していたが、山内隆司社長はこの日、クラブを通じて「新たなステージに向けてステップを踏み出す時と考え、熟考の上、長谷川監督からの卒業はこのタイミングだと判断した」などと説明した。

 長谷川監督は就任1年目でJ2優勝に導いた。翌14年にはJ1、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)、天皇杯を制し、日本人監督初となる「国内3冠」を獲得した。15年はJ1で年間勝ち点3位でCSに進出し、決勝で広島に敗れて2位に終わったが、ACLは4強、天皇杯は連覇。昨季はJ1年間4位、ルヴァン杯準優勝。今季はJ1で7位と苦戦しているが、ルヴァン杯では4年連続の4強と「西の横綱」の地位を固めた。その功績は計り知れない。

 J1通算勝利数は、清水時代を含めて歴代4位の154勝。日本人では西野朗監督(日本協会技術委員長)の270勝に次ぐ。清水では岡崎(レスター)、G大阪では21歳の井手口や19歳の堂安(フローニンゲン)らを育てるなど若手育成の実績もある。今後の活躍の舞台はJクラブだけにとどまらず、さまざまな選択肢がありそうだ。

 G大阪はこれから後任探しに着手する。将来的にはOBでJ3のG大阪U-23の宮本恒靖監督(40)に託す方針だが、長谷川監督の後任として昇格することはないとみられる。

https://www.nikkansports.com/soccer/news/1884485.html