高校ラグビー決勝戦、史上二度目の大阪決戦へ

おお、そういえばありましたね、啓光学園大阪工大高の決勝戦。あの時は、両校がその後兄弟校になるとは思いもしませんでした。19年を経て、今回は東海大仰星大阪桐蔭の顔合わせ。時代の流れと大阪(というか京阪沿線・北河内地区)の層の厚さを感じますね。

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ともあれ、下馬評的には東福岡と桐蔭学園の方が高かったと思いますが、そうした中を勝ち抜いたことが意義深い対戦です。実績十分の東海大仰星と初の決勝戦となる大阪桐蔭、よい決勝戦となることを祈っています。

2018.1.5 15:42
高校ラグビー】決勝は史上2度目の「大阪決戦」に…頂点は東海大仰星大阪桐蔭

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準決勝で東福岡(福岡)を破り、決勝進出を決め喜ぶ東海大仰星フィフティーン=5日、大阪府東大阪市花園ラグビー場(門井聡撮影)

 第97回全国高校ラグビー大会は5日、東大阪市花園ラグビー場で準決勝2試合が行われ、第1試合は東海大仰星(大阪第2)が連覇を狙った東福岡を21-14で下した。第2試合は大阪桐蔭(大阪第1)が12-7で桐蔭学園(神奈川)を破った。

 東海大仰星は2大会ぶり5度目、大阪桐蔭は初の優勝を目指す。大阪勢同士の決勝は1999年の啓光学園大阪工大高以来19大会ぶり2度目。この時は15-12で啓光学園が2度目の日本一となった。

 決勝は8日の午後2時キックオフ。

http://www.sankei.com/west/news/180105/wst1801050056-n1.html

東福岡、連覇の望み絶たれる=高校ラグビー

 東福岡が連覇の望みを絶たれた。東海大仰星に攻守で苦戦。前半はパスが乱れるなどミスを連発し、2トライを許すなど劣勢。後半に入ってから次第にペースをつかんで反撃し、0-21から7点差まで迫ったが、最後まで相手の堅い守備を崩すことはできなかった。

 出したパスをインターセプトされ、そのまま相手に独走されて先制点を許したSO丸山は「普通に投げたつもりがカットされてしまった」と無念の表情。ナンバー8の福井主将は「悔し過ぎて言葉が見つからない。ただ、相手が強かったということ」と唇をかんだ。(2018/01/05-19:33)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018010501120

全員守備で雪辱=東海大仰星「最高の勝利」-高校ラグビー

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後半、トライを決める東海大仰星の魚谷=5日、大阪・花園ラグビー場

 東海大仰星が前回決勝で敗れた東福岡に雪辱を果たした。湯浅監督とCTBの長田主将は「15人で守り続けた」と全員守備でつかんだ勝利に胸を張った。

 立ち上がりから鋭いタックルを浴びせ、個人能力の高い相手に簡単にはゲインを許さなかった。すると前半13分、SO三村がインターセプトから約80メートルを独走して先制トライ。同21分にはラインアウトからモールを形成し、ゴールラインまで30メートルはあろうかという距離を前進して左中間に押さえた。東福岡を攻守で圧倒し、前半を無失点で折り返した。

 後半2分に3本目のトライ。21点差となり、その後は我慢の時間が続いたが、フランカーの魚谷は「(東福岡は)後半は絶対に底力があると思っていた」と相手の反撃は織り込み済みだった。同13分に7点差に迫られても体を張って守り、逃げ切った。

 「一人でも諦めたら負けるので、全員で意識して守った。最高の勝利」と魚谷。2大会ぶりの優勝を視界に捉え、言葉にも充実感が漂っていた。(2018/01/05-20:30)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018010501178

桐蔭学園、FW戦で力負け=高校ラグビー

 桐蔭学園は反撃及ばず、決勝進出を逃した。後半24分にプロップ細木のトライ(ゴール成功)で5点差に迫ると、後半終了間際には自陣から連続攻撃の猛攻。相手ゴール前に迫ったが、最後は反則で万事休した。

 FW戦に自信を持っていたが、相手の粘り強い守備にはね返され、フッカーの原田主将は「まだまだ力が足りなかった」。藤原監督も「完敗だった」と脱帽した。(2018/01/05-20:33)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018010501180

組織的守備で粘り勝ち=大阪桐蔭、初の日本一へ一丸-高校ラグビー

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桐蔭学園を破って決勝に進出し、喜ぶ大阪桐蔭の選手たち=5日、大阪・花園ラグビー場

 大阪桐蔭がしぶとい守りで桐蔭学園の反撃を阻んだ。5点リードの後半ロスタイム。自陣ゴールライン手前で桐蔭学園が、約8分間にわたる60回以上もの連続攻撃を展開。懸命の守備で食い止めると、ノーサイドの笛が響いた。

 優勝候補にも挙げられていた強豪に真っ向勝負で粘り勝ち。フランカーの上山主将は「一人ひとりの体の強さでは相手が上。ミスができずにしんどかったけど、全員が歴史を変えて日本一になるんだという思いだった」。挑戦者としての気持ちが、土壇場での集中力につながった。

 「相手の体の芯をしっかりととらえてタックルし、グラウンドにしっかりと立つ」(綾部監督)という意識が浸透。WTB宮宗が鋭い動きで相手の攻撃を再三封じるなど、要所要所で防御網が機能した。厳しい練習を重ね、磨きをかけてきた組織的守備が大舞台で花開いた。

 初の決勝進出。綾部監督は「本当に粘り強くなった。同じ大阪の東海大仰星との対戦はうれしい。勝つことしか考えていない」と頂点を見据えた。(2018/01/05-19:20)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018010501104