ソウルで時間が余った時などにちょっと立ち寄るのに最適な三角地のスポットと言えば、戦争記念館。行くたびにどこか何か変わっているので、通っても飽きません。
まずは、三国時代をはじめとした前近代パート(戦争歴史室Ⅰ)の展示から。
現代風なのか何なのか、全体の照明を落としたうえで、間接照明とスポットライトが多用されてて、以前に比べて写真が撮りにくくなった気がします。その中で、このレゴはなかなかよくできてましたよ。
あと、私の知る限りずっと昔からあった戦争偉人たちの胸像、あっちこっちにたらい回しにされてて来るたびに置き場所が変わっていたのですが、今回やっと落ち着き場所を見出せたような気がします。とか言って、次回来た時にはまた移動してるかもしれませんけど。
近代を扱う戦争歴史室Ⅱも、これと同じスタイルでリニューアルがされています。
6.25戦争室も新しい展示が入ったり、配置換えがあったりしてます。それにしてもやっぱり全体的に薄暗いなあ…目がちょっと疲れてきます。
で、図書資料室。ここは図書だけでなく、以前は展示室の大型ディスプレイで見ることができた映像資料を見れるようになっているお勧めポイントです。
そして今回最大の変化を見せている場所が、こちらです。
以前はここに、中国への「遺体送還」に関する展示があったんですよ。それがきれいさっぱりなくなっているということは、あれは「朴槿恵政権の案件」だという判断があるのかもしれません。大邱パリバケ前の生家跡並みに消去されています。
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また寄贈室は、新しい寄贈物の展示をやってました。
それから、前回訪問時には改装工事中だった海外派兵室は、やはりこれまでに見てきた展示室と同じスタイルでリニューアルが完了していました。
ここはかなりのパートがベトナム戦争関連のもので、「1990年代以前」の雰囲気が丸出しだったかつての展示とどう変わっているのかじっくり観察したいところでしたが、だんだんと時間が…。相変わらず暗いし。
まあとりあえず、歴史観を含めて全面刷新、とまではいかないにしても、現在のベトナムとの二国間関係に配慮した展示に変化しつつあるとは、言えそうです。
で、次のリニューアルは国軍発展室となる予定です。こちらはまた次の機会に。