PL学園硬式野球部復活はあるか。

長年のPL学園ファンとしてはこのニュース、気にならないわけがありません。

ただし、単に野球部の復活をどうするかというだけでなく、学校およびPL教団にも関わる話になるだけに、そう簡単にどうにかなることではないだろうと思います。

永遠のPL学園 (小学館文庫)

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ことを動かし、軌道に乗せるには、並々ならぬ力が必要で、そのためには多くの人の力を結集しなくてはなりません。

2020.1.11 03:00
PL学園、野球部復活か 桑田OB会長が11日注目発言!?

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マスターズ甲子園で力投する桑田氏。OB会長として大仕事をしそうだ

 春夏の甲子園で通算7度の優勝を誇るPL学園高の硬式野球部が復活する可能性が10日、浮上した。2016年夏の大阪大会から休部状態だった。11日に大阪市内で開催される野球部OB会総会で、教団側と折衝していた桑田真澄会長(51)が今後の方向性について注目発言をするとみられる。

 「1・11」-。一度は閉ざされたPL学園野球部の扉が、再び開けられるかもしれない。大阪市内のホテルに桑田OB会長らが集結する。開催されるOB会総会で、休部状態から何らかの方向性が示される可能性が出てきた。

 「前向きになるよう、頑張ってやるようにしてきた」

 4年ぶりの復部に向け、あるOBが一定の手応えがあることを明かした。今年は学校創立65周年。春夏の甲子園で通算7度の全国制覇を誇る名門の第2章が始まるか-。

 PL学園は2013年に部内暴力により6カ月の対外試合禁止処分を受け、当時の河野有道監督が引責辞任。それまでにも部員間の暴力やいじめなどが相次ぎ、教団側が野球部の存続について態度を硬化させた。14年秋に新入部員の募集停止で休部の動きが発覚。16年7月を最後に休部となった。

 教団側を動かしたのは昨年1月にOB会長に就任した桑田氏だった。昨秋の「マスターズ甲子園」にOBチームを結成。野球部の活動再開に向けた第一歩であると同時に、桑田氏は母校を訪れたときに、教団側にも報告する機会があった。

 桑田氏は当時、「『復部してくれ』だけでなく、どのように復部するかも大事。教団の意向、こちらの意向をいろいろと議論させてもらっている感じ」とこれまでにも複数回、意見交換してきたことを明かしていた。

 「マスターズ甲子園」では予選を勝ち上がり、11月9日に甲子園出場。利根商を相手に5-1で勝利した。スタンドには阪神・福留がサプライズで駆けつけるなど、OBらが1400人集結。PL学園名物の人文字や、ブラスバンド、チアリーディングでの応援などオールドファンの心をくすぐった。別のOBは「あれだけの皆さんが集まってくれた。みんな、やってよかった、といっている」と振り返った。

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マスターズ甲子園」でPL学園の人文字が復活。多くのOBらが駆けつけた

 関係者によると名門復活を望む波を教団側も感じ取り、態度を軟化させた可能性があるという。巨人のエースとしてNPB通算173勝をマークし、卒業後も教団と良好な関係を築いてきた桑田氏が積極的に復部に向けて尽力していることも教団側を動かした要因だ。

 復部となれば教団の信者であることが条件となる監督の人選、選手の募集だけではなく、トラブルを二度と起こさない仕組みも必要になる。

 OB会総会で桑田氏の口から、どのような報告、発表があるか-。新たな歴史が始まる一日となるかもしれない。

★学園側明言せず

 野球部の復部への動きについて、PL学園側は明言しなかった。学校関係者は「大きな動きはない。リリースするような主だったことは、聞いていません」と答えた。OB会と学校とは直接、関わっていないという。教団側も渉外担当が「何も進展はありません」と語った。

★PL学園野球部の休部まで

 部員間の暴力やいじめなど不祥事が続き、2013年から競技経験のある監督が不在になり、14年10月、新規部員の受け入れ停止を決定。同年12月、OB会は約300人が署名した部存続への嘆願書を学園に提出したが、事態は変わらなかった。16年夏の大阪大会は一般入試から入部した3年生12人で臨み、2回戦(初戦)敗退。休部となった。17年3月に大阪府高野連に脱退届を提出。部再開の声が高まる中、19年1月のOB会総会で桑田氏のOB会長就任が決まった。

PL学園高

 1955(昭和30)年創立。母体は宗教法人パーフェクトリバティー教団普通科のみの私立共学校。野球部創部は56年。甲子園に春20度、夏17度出場し、春3度、夏4度優勝。甲子園通算96勝(30敗)は歴代3位。所在地は大阪府富田林市喜志2055。小野寺正校長。

https://www.sanspo.com/baseball/news/20200111/hig20011103000001-n1.html
https://www.sanspo.com/baseball/news/20200111/hig20011103000001-n2.html
https://www.sanspo.com/baseball/news/20200111/hig20011103000001-n3.html

この困難な状況の中で、もし野球部が復活できるとすれば、カギを握るのはやはり桑田真澄、ということになりそうです。相当の覚悟をもってリスクを取る選択になるでしょうから、期待はありますけど実現可能性があるのかどうか。

もちろん、なってもらえるものなら、なってもらいたいですけどね、PL学園硬式野球部監督に。

ジャイアンツで指導者になることは今後もなさそうですし、高校野球、アマチュア野球から、日本の野球界を変えていく、というのは、桑田真澄にふさわしいミッションではないでしょうか。

桑田会長が教団と話し合い休止PL野球部再開へ前進
[2020年1月11日13時43分]

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PL学園硬式野球部OB会で壇上にたった元巨人桑田真澄OB会長は参加者に現状を報告する

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PL学園硬式野球部OB総会の開始前に元巨人入来祐作氏(左)からあいさつを受ける元巨人桑田真澄OB会長

活動を休止しているPL学園(大阪)硬式野球部が再開に向け前進した。

11日、同部のOB会総会が大阪市内のホテルで行われ、就任2年目の元巨人桑田真澄OB会長(51)が、参加者を前に現状を報告。桑田氏は「教団とは何度か話し合いを行っている。はじめて会った時に教団からも『復部を考えています』と言ってもらえた。非常にうれしい。OB会としても一致団結してバックアップしていきたい」と笑顔で話した。

まだ復帰の時期やどのような野球部をつくっていくかはこれからだ。復部の場合、監督就任したいかと問われると「今はまだそこまで考えることはできない。僕だけでなくOBはみんな監督をやってみたいという思いはある。そういう夢はありますよ」と話した。

この日の総会には、中村順司元監督(73)、立浪和義氏(50)、片岡篤史氏(50)、野村弘樹氏(50)、宮本慎也氏(49)ら104人が参加した。OB会は毎年、総会を開き、学校側に嘆願書を出すなど野球部復活を目指して活動を続けている。

PL学園野球部は歴代3位の甲子園通算96勝を挙げた名門だが、部員間暴力など不祥事が続き、16年夏の大阪大会を最後に活動休止。17年3月に府高野連に脱退届を提出した。

https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202001110000177.html

PL学園が復部の可能性も 桑田OB会会長は将来的な監督就任に「夢はありますよ」
2020年1月11日 13時53分スポーツ報知

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PL学園のOB会総会であいさつをする桑田真澄OB会会長

 春夏7度の甲子園優勝を誇り、2016年夏限りで休部となったPL学園高(大阪)が、復部を検討していることが11日、分かった。

 この日、大阪市内で同校のOB会総会が行われ、桑田真澄OB会会長(51)=スポーツ報知評論家=が「昨年、教団側と何度か話し合いの場を持つことができました。野球部の復部について考えていることが分かりました。今はその方法やタイミングを模索しているということです」と、報告した。

 桑田氏は昨年、最初に教団側と会談したときから前向きな返答をもらっていたことを明かした。「(教団から)『復部を考えています』と言ってもらって非常にうれしかった。タイミングを模索してくれているだけでもうれしい」と、歓迎した。

 復部の時期など詳細は何も決まっていないが、活動再開後の監督就任については「考えたことがない」と言葉を濁しながらも「OBはみんな監督をやりたいと思いますよ。夢はありますよ」と、リップサービスで応じた。

https://hochi.news/articles/20200111-OHT1T50042.html