まあ、ちょっとガタが来てるかなーと思っていたところで、本格的におかしくなったのがしばらく前。
水を流すと、タンク内で水と空気が漏れるような音がして、手洗いの方に水が上がってこない(時間はかかるが水はたまる)。
メーカーと品番を確認してみると、TOTOのSH91BAK。そんなに珍しい型ではない。
で、さらにもうちょっと調べてみると、同じ症例がネット上にもいくつか。よくある部品劣化の症状のようです。
もうこれなんてそのまま。ほぼ丸ごと参考にさせてもらいました。
ここに出てくる「ダイヤフラム」って言葉、私は聞きなれないものでしたけど、工場設備なんかに詳しい友人は知ってました。圧力で動く膜でなんやかんやを調整するもんなんですかね、要するに。
人間の横隔膜も英語では「ダイヤフラム」なんですか。ずっと「ハラミ」やと思ってた*1。
で、この型に合うダイヤフラムを入手せんといけません。買いに行く暇がなかったので、通販に頼りました。あちこちのサイトでいっぱい出ています。
適合する商品には「TH405S」と「HH11113」の二つの品番がありますが、部品としては同じものなので、入手できるものを値段や送料を見ながら選べばいいみたいです。
で、これを入手して交換。交換手順は、先ほどのブログにありますけど、TOTO公式のページにもあります。
今回の作業の該当ページはこちらです。わかりやすく書いてあるので、これ見ながらやれば誰でもできると思います。自分もそれでやりました。
で、これでトラブル解決、めでたしめでたし、となればよかったのですが、私の場合はもう一手間かかりました。
ダイヤフラムを交換してセットし直して、試しに流してみると、手洗いまで水も上がってちゃんと流れるものの、今度は水が適当なところで止まってくれない。ほっとくといつまでも流れ続ける。
最初は「別のところにも故障が?それとも不良品?」と思いましたけど、気になるのは、元栓をいったん締めて再度緩めると、流れは止まるところ。で、もう一度流すとまた止まらない。
これは、タンクの問題ではなくて、水の流れに関係するトラブルとしか考えられない。それってダイヤフラムそのものやん。
「もしや…」と思ったので、もう一度外してダイヤフラムを見てみました。
ああ、やっぱりそれやん。ピンがゴム膜の穴からちゃんと出てない。なかなかうまく頭を出してくれなかったので、いったんゴム膜を外して、ピンと穴を合わせてはめ直しました。
で、もう一度セットして試してみると…完璧や。「止水不良」って四文字、意味は分かるけど、実際に起きてみんとピンとこんもんやなー。
ということで、今回は1000円くらいで修理完了。いつかどこかで誰かが同じ症状で困ったときのために、記録として残しておきます。
それにしても、これやる前にいちおう修理依頼の電話もかけてみましたけど、メーカーやら品番やらを聞く前にオーバーホールの話から始めるところって、実際にあるんですね…。さすがに引きましたわ。
この手の水洗トイレはわりと単純にできているので、よほどの緊急事態でもない限り、ネットの体験記やメーカーのサポートページをまず見て、自分でできることがないか確認するのが肝要みたいです。
*1:「大根」のことを韓国語で「カクトゥギ」と覚えているようなもんですかね。いや知らんけど。