第93回センバツ大会の出場32校が決まる。

ちょっと記事にするのが遅くなりましたが、今年も決まりましたね。今のままだと2年ぶりの大会開催は何とか実現しそうです。

まあ、観客の扱いについては、まだどうなるか不透明感が残ります。できれば観に行きたいところですけど、そこは無事に試合が開催されることが最優先ですからね。

センバツ出場32校決まる/学校メモ付き一覧
[2021年1月29日17時26分]

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21世紀枠で春夏通じて初の甲子園出場が決まり歓喜する東播磨ナイン(撮影・上山淳一)

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第93回センバツ出場32校

<第93回選抜高校野球:選考委員会>◇29日

センバツ高校野球(3月19日開幕)に出場する32校が決まった。組み合わせ抽選会は2月23日に行われる。

21世紀枠=4校】

八戸西(青森=初出場)

◆八戸西 1975年(昭50)創立の県立進学校普通科と01年に新設されたスポーツ科学科がある。野球部も75年創部。部員43人。春夏通じて甲子園初出場。主なOBに元日本ハム中村渉投手、駒大でエースだった竹本祐瑛投手(4年)、Bリーグ金沢の下山貴裕、ラグビートップリーグ東芝佐々木剛。所在地は八戸市大字尻内町字中根市14

三島南(静岡=初出場)

◆三島南 1919年(大8)に三島町立三島商として創立。49年から現校名。2001年(平13)に三島市二日町から同市大場に校舎を新築移転。学年制ではなく、単位制を採用。県内で初めて演技実習室を導入し、舞台芸術を学べる科目を持つ。制服は、ファッションデザイナーの森英恵氏がデザイン。野球部は1921年(大10)に創部し、今年で100年目。部員31人。春夏通じて甲子園初出場。主な卒業生に作曲家の斉藤恒芳氏、漫画家の市川ラク氏。所在地は三島市大場608

東播磨(兵庫=初出場)

東播磨 1974年(昭49)、「地元の生徒は地元で育てよう」という地域社会の熱い願いにより東播2市3町組合立高等学校として設立。76年に現校名に。進学校で放送部はNHK杯全国高校放送コンテストなどで活躍。野球部も同年創部で部員36人。春夏通じて甲子園初出場。主な卒業生に馬場馬術の黒木茜、漫画家の上田美和、タレントのスパイシー八木、「SASUKEオールスターズ」の山田勝己は野球部OB。所在地は加古郡稲美町中一色594の2

具志川商(沖縄=初出場)

◆具志川商 1977年(昭52)宜野座、石川、前原に設置されていた商業科を統合し、単独商業高校として設立。リゾート観光科、オフィスビジネス科、ビジネスマルチメディア科、情報システム科がある。春夏通じて甲子園初出場。部員33人。所在地はうるま市みどり町6の10の1

【北海道=1校】

北海(10年ぶり13度目)

◆北海 1885年(明18)創立の私立校。1999年から共学。野球部は1901年創部。部員59人。甲子園は春が13度目、夏は38度出場。最高成績は63年春、16年夏の準優勝。OBに陸上の故南部忠平氏、元ヤクルト監督若松勉氏、巨人鍵谷陽平投手ら。所在地は札幌市豊平区旭町4の1の41

【東北=2校】

仙台育英=宮城(2年連続14度目)

仙台育英 1905年(明38)創立の私立校。野球部は30年創部。部員62人。甲子園出場は春が14度目、夏28度。最高成績は89年夏、01年春、15年夏の準優勝。主なOBはソフトバンク上林誠知外野手、ロッテ平沢大河内野手、中日郡司裕也捕手ら。所在地は仙台市宮城野区宮城野2の4の1

柴田(宮城=初出場)

◆柴田 1986年(昭61)開校の県立校。普通科と体育科がある。体育科は全国に通用する競技力を目指すために、陸上、柔道、剣道、ウエイトリフティング、体操、水球、野球の7種目で生徒を募集。部員33人。春夏通じて甲子園初出場。主なOBにロッテ小坂誠コーチ。オリックス佐藤優悟外野手ら。所在地は柴田郡柴田町大字本船迫字十八津入7の3

【関東・東京=6校】

高崎健康福祉大高崎(群馬=2年連続5度目)

高崎健康福祉大高崎 1968年(昭43)群馬女子短大付として創立の私立校。01年に共学化し現校名。野球部は01年に創部。部員58人。甲子園は春が5度目、夏は3度出場。最高成績は12年春の4強。主なOBは中日三ツ間卓也投手、阪神長坂拳弥捕手、巨人湯浅大内野手、巨人山下航汰外野手ら。所在地は高崎市中大類町531

常総学院(茨城=5年ぶり10度目)

常総学院 1983年(昭58)創立の私立校。創立と同時に野球部が創部。部員61人。甲子園は春が10度目、夏は16度。01年春と03年夏に全国制覇。主なOBはDeNA仁志敏久2軍監督、日本ハム金子誠コーチ、楽天内田靖人内野手、ロッテ鈴木昭汰投手ら。所在地は土浦市中村西根1010

専大松戸(千葉=初出場)

専大松戸 1959年(昭34)に専大の付属校として創立された私立校。野球部も学校創立と同時に創部。部員34人。甲子園は春は初めて、夏は15年に出場し初戦敗退。主なOBは日本ハム上沢直之投手、ソフトバンク高橋礼投手、ヤクルト渡辺大樹外野手ら。所在地は千葉県松戸市上本郷2の3621

東海大甲府(山梨=5年ぶり6度目)

東海大甲府 1946年(昭21)創立。野球部は58年創部。部員64人。甲子園出場は春が6度目、夏は13度。最高成績は85年夏、87年春、90年春、04年夏、12年夏の4強。主なOBは中日高橋周平内野手日本ハム渡辺諒内野手ら。所在地は甲府市金竹町1の1

東海大相模(神奈川=2年連続12度目)

東海大相模 1963年(昭38)に創立された私立校。野球部も同年創部。部員55人。甲子園出場は春が12度目、夏は11度。春は00年と11年、夏は70年と15年の計4度の全国制覇。主なOBは巨人原辰徳監督、同菅野智之投手、広島田中広輔内野手ら。所在地は神奈川県相模原市南区相南3の33の1

東海大菅生(東京=6年ぶり4度目)

東海大菅生 1983年(昭58)に東京菅生高校として創立。89年(平元)現校名に。野球部は創立と同時に創部。部員69人。甲子園は春が4度目、夏は3度。最高成績は17年夏の4強。主なOBは巨人高橋優貴投手、オリックス勝俣翔貴内野手ら。所在地は東京都あきる野市菅生1817

北信越=2校】

敦賀気比(福井=5年ぶり8度目)

敦賀気比 1986年(昭61)創立の私立校。野球部は学校創立と同時に創部。部員52人。甲子園出場は春が8度目、夏は9度。15年春に全国制覇。主なOBは西武内海哲也投手、オリックス吉田正尚外野手、日本ハム平沼翔太内野手ら。所在地は福井県敦賀市沓見164の1

上田西(長野=初出場)

◆上田西 1960年(昭35)、上田城南として創立の私立校。87年に現校名。部員59人。甲子園出場は春が初めて、夏は13、15年の2度出場し15年に初勝利を挙げた。主なOBは元中日の川井雄太投手、阪神7位入団の高寺望夢内野手。所在地は上田市塩尻868

【東海=2校】

中京大中京(愛知=2年連続32度目)

中京大中京 1923年(大12)に中京商業学校として創立された私立校。95年から現校名。学校創立と同時に野球部創部。部員66人。甲子園出場は春が32度目、夏は28度。夏7回、春4回の全国制覇を誇る全国屈指の名門。主な卒業生に稲葉篤紀侍日本代表監督、ヤクルト嶋基宏捕手、広島堂林翔太内野手フィギュアスケート浅田真央さんら。所在地は名古屋市昭和区川名山町122

県岐阜商(岐阜=2年連続30度目)

県岐阜商 1904年(明37)創立の県立校。野球部は24年創部。部員50人。甲子園は春が30度目、夏が28度。33年春、35年春、36年夏、40年春に全国制覇。主なOBは元中日監督の故高木守道氏、元中日の和田一浩氏、ソフトバンク高橋純平投手、シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん。所在地は岐阜市則武新屋敷1816の6

【近畿=6校】

智弁学園(奈良=2年連続14度目)

智弁学園 1965年(昭40)創立の私立校。野球部も同年創部。部員36人。甲子園出場は春が14度目、夏は19度出場。16年春に全国制覇。主なOBは巨人岡本和真内野手、ヤクルト広岡大志内野手ら。所在地は奈良県五條市野原中4の1の51

大阪桐蔭(大阪=2年連続12度目)

大阪桐蔭 1983年(昭58)創立の私立校。野球部は88年創部。部員40人。甲子園は春が12度目、夏は10度出場。12年、18年の春夏連覇を含め8度の全国優勝。主なOBは西武中村剛也内野手日本ハム中田翔内野手楽天浅村栄斗内野手阪神藤浪晋太郎投手、西武森友哉捕手、中日根尾昂内野手、ロッテ藤原恭大外野手ら。所在地は大東市中垣内3の1の1

市和歌山(和歌山=2年ぶり7度目)

◆市和歌山 1951年(昭26)市立和歌山商として創立。09年普通科設置で現校名。総合ビジネス科、デザイン表現科、普通科の3学科。野球部は57年創部。部員40人。甲子園は春が7度目、夏は5度。最高成績は65年春の準優勝。OBに元阪神監督の藤田平氏、元広島の正田耕三氏、ヤクルト川端慎吾内野手、ロッテ益田直也投手ら。所在地は和歌山市六十谷45

京都国際(京都=初出場)

◆京都国際 1947年(昭22)に京都朝鮮中として開設された私立校。58年に学校法人京都韓国学園に。63年には高等部が開校された。04年に日本の学校教育法第1条の認可を受ける。日韓両国から中高一貫校として認められ、京都国際中学高等学校となる。普通科のみで、全校生徒132人(うち女子62人)。野球部は99年4月に創部。部員40人。甲子園は今回が初めて。OBに広島曽根海成内野手日本ハム上野響平内野手ら。所在地は京都市東山区今熊野本多山町1

神戸国際大付(兵庫=4年ぶり5度目)

神戸国際大付 1963年(昭38)創立の私立校。野球部は63年創部。部員71人。甲子園出場は春が5度目、夏は2度。最高成績は05年春の4強。主なOBはヤクルト坂口智隆外野手、楽天小深田大翔内野手、巨人平内龍太投手ら。所在地は神戸市垂水区学が丘5の1の1

天理(奈良=2年連続25度目)

◆天理 1900年(明33)創立の私立校。天理教校として発足。1908年に天理中となり、戦後の学制改革で天理となる。野球部は1901年創部。部員51人。甲子園は春が25度目、夏は28回出場。86年夏、90年夏、97年春に全国制覇。OBに元ダイエー門田博光氏、元阪神関本賢太郎氏、ロッテ中村奨吾内野手オリックス太田椋内野手ら。所在地は天理市杣之内町1260

【中国・四国=5校】

広島新庄(広島=2年連続3度目)

広島新庄 1909年(明42)新庄女学校として創立の私立校。07年に現校名。野球部は1928年創部。部員56人。甲子園は春が3度目、夏は2度出場で16年夏に3回戦進出。主なOBは広島永川勝浩コーチ、巨人田口麗斗投手、日本ハム堀瑞輝投手ら。所在地は山県郡北広島町新庄848

下関国際(山口=3年ぶり2度目)

◆下関国際 1964年(昭39)に下関電子工業高等学校として開校の私立校。下関高等学校を経て93年に現校名。野球部は65年創部。部員41人。甲子園は春が2度目、夏は2度出場。最高成績は18年夏の8強。OBに元ロッテの宮崎敦次投手。所在地は下関市大字伊倉字四方山7

鳥取城北鳥取=2年連続3度目)

鳥取城北 1963年(昭38)創立の私立校。野球部は69年創部。部員73人。甲子園は春が3度目、夏は5度出場。12年夏に1勝。主なOBは元巨人投手の川口和久氏、オリックス能見篤史投手ら。所在地は鳥取市西品治8486

明徳義塾(高知=2年連続20度目)

明徳義塾 1976年(昭51)創立の私立校。野球部も76年創部。部員64人。甲子園は春が20度目、夏は20度。02年夏に全国制覇。主なOBはDeNA伊藤光捕手、ヤクルト市川悠太投手、プロゴルファーの松山英樹横峯さくらら。所在地は高知県須崎市浦ノ内下中山160

聖カタリナ学園(愛媛=初出場)

聖カタリナ学園 1925年(大14)松山美善女学校として開校。31年に松山商業女学校、48年に松山女子商高、68年に聖カタリナ女子高等学校と改称。2016年に男女共学となり聖カタリナ学園となった。女子バスケ、女子バレーは全国大会の常連。野球部は16年創部。部員40人。今回が甲子園初出場。所在地は松山市藤原町468

【九州=4校】

大崎(長崎=初出場)

◆大崎 1952年(昭27)開校の男女共学県立高校。普通科に118人(女子33人)が学ぶ。校訓は「気魄、克己、英知」。野球部は60年創部。部員29人。主な卒業生はサッカー元鳥栖の島袋信介、秋山浩志アナウンサーら。所在地は長崎県西海市大島町3468の1

福岡大大濠(福岡=4年ぶり5度目)

福岡大大濠 1951年(昭26)創立。野球部も同年創部。部員43人。甲子園は春が5度目、夏は3度出場。最高成績は89年夏、17年春の8強。主なOBにソフトバンク森山良二コーチ、西武大石達也コーチ、DeNA坂本裕哉投手、お笑い芸人の博多華丸ら。所在地は福岡市中央区六本松1の12の1

明豊(大分=3年連続5度目)

◆明豊 1999年(平11)に別府大付と明星の学校法人合併で発足した私立校。創部は別府大付時の52年。部員61人。甲子園は春が5度目、夏は6度。最高成績は19年春の4強。主なOBに元マリナーズ捕手の城島健司氏、ソフトバンク今宮健太内野手、ヤクルト浜田太貴外野手ら。大分県別府市野口原3088

宮崎商(宮崎=52年ぶり3度目)

◆宮崎商 1919年(大8)宮崎町立商業学校として創立の県立高。57年から現校名。野球部は1919年創部。部員52人。甲子園は春が3度目、夏は4度出場。最高成績は64年夏の4強。OBに元広島の水谷実雄氏、元近鉄小川亨氏ら。所在地は宮崎市和知川原3の24

※初出で一部出場校の誤りがありました。お詫びして訂正致します。

https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202101290000163.html

近年力を付けていましたし、いつかは出場すると思っていましたが、個人的に気になっていた京都国際の甲子園初出場も決まりましたね。民族学校をルーツとするとは言え、花園で名を馳せた大阪朝鮮高級学校とはまた違った性格をもった学校です。

京都国際、初の甲子園出場 民族学校ルーツは春夏通じ史上初、センバツ
2021年1月29日 16:01

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初の甲子園出場が決まり、喜ぶ京都国際ナイン(29日午後4時13分、京都市東山区

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創部初年で初出場した第81回全国高校野球選手権京都大会で入場行進する京都韓国学園の選手たち(1999年7月15日、西京極球場

 第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園球場)の選考委員会が29日、大阪市内で行われ、京都から京都国際(京都市東山区)が春夏通じて初となる甲子園出場を決めた。民族学校をルーツに持つチームが甲子園に出場するのは初めて。

 京都国際は昨秋の府大会で3位に入り、2年ぶりに近畿大会に出場した。和歌山東(和歌山2位)との初戦で近畿初勝利を挙げると、準々決勝は神戸国際大付(兵庫1位)に競り勝ち、初の4強入りを果たした。

 京都国際は1947年に開校した京都朝鮮中学をルーツに持つ。58年に京都韓国学園として学校法人に認可され、63年に高校が設立された。84年に現校舎が完成し、北白川の旧校舎から移転した。2004年に学校教育法上の「一条校」となり、現校名に変更した経緯がある。

 野球部は京都韓国学園時代の1999年に創部。外国人学校の硬式チームとして日本高野連に加盟した初のケースだった。初めて挑んだ同年夏の京都大会では、前年夏の甲子園で全国準優勝した京都成章と初戦でぶつかり、0―34で五回コールド負け。この大敗が今に続く第一歩となった。

 私立校としての京都国際となって日本人選手が全国から集まり始めた。2008年から指揮を執る小牧憲継監督は、創部初年の京都大会で大敗した相手の京都成章の選手としてプレーしていた。

 野球を通じた縁でつながった指揮官の指導で選手は力を伸ばし、18年秋の近畿大会に初出場。19年夏の京都大会では決勝で初優勝を目前にしながら、立命館宇治にサヨナラ負け。甲子園には届かなかったが、近年は京都の有力校として定着していた。

 この間も優秀な選手が育ち、韓国からの留学生で09年に広島入りした申成鉉(シン・ソンヒョン)、昨年にドラフト3位で日本ハム入りした上野響平、現3年生の早真之介(ソフトバンク)、釣寿生(オリックス)ら計6人が日本でプロ入りを果たした。現部員は40人。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/488055