これ、韓国で公開予告だけは目にして、封切りの前に帰国したという、私にはよくあるパターンで見損なっていた映画です。その後、評判もよかったので、日本で観れることを楽しみにしていた作品でもありました。
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この作品は、シネマート心斎橋以外にも選択肢がわりとあって、上映時間とアクセスで選択できました。今回はシネリーブル梅田にしました。
基本的な事件の流れは、知っている人はみんな知っているわけで、そこをどう切り取るかがこの題材を取り上げた作品のツボです。この作品は、朴正煕大統領を暗殺した中央情報部長・金載圭個人に焦点を当て、その葛藤を描きながらクライマックスの発砲に持っていく、というアプローチでした。確かにこれは、イビョンホンをキャスティングしたくなるわ。
前任部長役のクァクドウォンとの掛け合いも含め、ストーリーよりも人間の描写に振った作品で、そこがまさによかった点です。「ユゴ 大統領有故」と比較すれば、いろんな違いが見えてくるかもしれません。
ちなみに、こういう作品やから仕方ないけど、黒字を基調にしたパンフレット、白文字がわりと潰れてて文章が読みにくいのは、どうにかしてほしかったなあ。ポイント数はそのままでも、フォントを工夫すればもっと見やすかったのではなかろうか…。
細かいところは、こっちでも補えますけど、お金を出して手に入れるパンフレットにはパンフレットとして役に立ってもらわないと。
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