いよいよ光州へ

광주(光州)へは、龍山発の湖南線KTXを利用するのが最も早くに到着できる。しかし、京釜線に比べて疎なる湖南線のダイヤでは、8:00発の光州行きを逃すと、次の光州行きは10:30までない。そこで木浦行き9:10発のKTXに乗り、송정리(松汀里)経由で光州入りすることにした。

松汀里には光州市の地下鉄が直結しているので、それを使って光州中心部に向かうことにしたのである*1。地下鉄松汀里駅では今日明日使い倒すことになるであろうピッコウルカードにもしっかり20000ウォンばかり充電しておく。
光州の定宿は光州駅近くなので、地下鉄でとりあえず良洞市場駅まで行き、そこから徒歩で光州駅方面に向かう。途中で定宿のホテルに寄って荷物を置いてから光州駅に向かい、明日の帰りのチケットを先に買っておくことにする。

さてどこから手をつけようか。
まず市内各所を回るか、それとも郊外の国立5.18民主墓地へ先に行くか…と考えた末、まずは民主墓地を先に回っておくことにする。そこを先に見ておけば、後は時間に応じて市内のポイントを選べるし、残りのところは明日に回せばよい。
ちなみに、光州に来て5.18関連のポイントを回ろうとするのであれば、まずは光州の交通カード(ピッコウルカード)を買ってバスに乗りつつ、必要に応じてタクシーを利用する、というのがいちばん効率がよい。というのも、国立5.18民主墓地から全南大学校・光州駅・旧道庁・総合バスターミナル・5.18記念公園・5.18自由公園など市内の重要ポイントを網羅して走るバス路線があるからである。
その名も「518」系統。他のバスの系統名がすべて「地区名+数字」であるのに対して、これだけは唯一の数字のみである。


望月洞の5.18墓地へ向かうバスは、かつての全斗煥政権当時には当局によって廃止させられていたこともあるという。それだけに、歴史的な意味も込められた路線なのであろうが、実際には他のバスと変わりなく生活路線として使われている。なお配車感覚はほぼ30分に1本といったところである。
では以下回った各所については、項目を改めて。

*1:ちなみに、今年4月1日付でこの「松汀里」駅は「光州松汀」駅に改称されるとのことである。