ガンバから這い上がれ
山口、出番なく傷心「ショック…」
W杯アジア最終予選を2位で終えたサッカー日本代表が18日、メルボルンから帰国した。G大阪・DF山口智(31)は17日のオーストラリア戦で出場機会のなかったことに強いショックを受けており「次があるとは思ってない」と率直に胸中を明かした。◇ ◇
人生を懸けたピッチに立つことはなかった。帰国し、そのまま万博の練習場に姿を見せたDF山口はランニングを終えると、行き場のない思いを吐露した。
「チャンスと思ってたから残念。出るイメージも持ってたのでショック…」。1位通過をかけたオーストラリア戦ではDF中沢の発熱で代表初先発も予想されていたが、無念の逆転負けを最後までベンチで見つめた。
5月21日の代表発表後には「人生を懸けてやりたい」と語っていた舞台だった。しかし、同27日のキリン杯・チリ戦で代表初出場したものの、最終予選3戦は出番なし。「信用はゼロ。次があるとは思ってない。昨日で終わった。ガンバで頑張るしかない」。激しい言葉を吐くたびに31歳に悲そう感が漂った。
自身の中で岡田ジャパンと“区切り”をつけた山口は、20日のリーグ戦(新潟戦)が出場停止のため、24日のアジアCL決勝トーナメント1回戦(川崎戦)をにらむ。「今まで以上にレベルアップせんと。それがすべて。ケガ人多いし皆で乗り越えていきたい」と主将の顔に戻った。「今日走ることは決めてた。何もしてないんで」。屈辱から自力ではい上がってみせる。
もちろんガンバ大阪に愛着があるからこそ、こういう記事に反応してしまうわけですが。
それを多少差し引くにしても、オーストラリア戦での山口智に対する岡田監督の扱いは、敬意を欠いた上に意図も不明でした。
「何故そうなるのか」がぜんぜんわからないんですよ。
「あれだけ山口のセンターバックを試しておいて、けっきょくはいきなり(本職でもない)阿部がフルタイムでCBやるっておい!」でしょう?
選手当人がわからないんですから、部外者に分かるはずもないんですが、監督自身も実はわかってないんじゃないのかなぁ…?
リーグ戦再開後のガンバでの、積もった鬱憤を晴らすような活躍を期待しています。