近畿勢や有名校が相次いで敗退する中でも大入り満員で迎えた準決勝。
堂々たる戦いぶりで県岐阜商との接戦をものにした日本文理と、力尽きるまで戦った花巻東を降した中京大中京。
新潟県勢初優勝か、7度目の夏制覇か、戦力充実の両校による注目の決勝戦となった。
第91回全国高校野球選手権大会第14日は23日、甲子園球場で準決勝の2試合を行い、初優勝を狙う日本文理(新潟)と7度目の制覇を目指す中京大中京(愛知)が24日の決勝に進んだ。決勝進出は日本文理が春夏を通じて新潟県勢初で、中京大中京は43年ぶり7度目。
3年ぶり5度目出場の日本文理は2―1で県岐阜商(岐阜)を振り切った。五回と六回に1点ずつを挙げ、伊藤が11奪三振、6安打で4試合連続の完投。県岐阜商は九回に1点差に迫ったが、及ばなかった。
5年ぶり25度目出場の中京大中京はソロ本塁打4本など11―1で今春の選抜大会準優勝の花巻東(岩手)に圧勝。一回に1点を先制し、四回に5点を奪って突き放した。花巻東は背中を痛めている注目左腕の菊池雄が先発を回避し、3番手で登板したが、3点三塁打やソロ本塁打を打たれた。
決勝は午後1時にプレーボール。
2009/08/23 16:35 【共同通信】