高校野球・九州大会で公立校旋風:東筑と富島

野球の話題が続きますが、高校野球の秋の九州大会、公立校が2校ベスト4に進出して、来年のセンバツ出場が有力になってきました。

まずは東筑興南神村学園という強豪を撃破しての準決勝進出で、夏春連続出場に大きく前進しました。夏出場の原動力になった2年生エースを擁して秋の九州大会を勝ち上がってきた名門公立校ということで、5年前の濟々黌を彷彿とさせます*1

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東筑・石田「挑戦者の気持ち」投打に活躍し4強進出
[2017年10月25日16時44分]

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神村学園東筑 7回を終えグラブタッチで喜ぶ東筑石田旭昇投手(右)(撮影・菊川光一)

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神村学園東筑 完封勝利を挙げた東筑石田旭昇投手(撮影・菊川光一)

高校野球秋季九州地区大会:東筑2-0神村学園>◇準々決勝◇宮崎市清武総合運動公園

 福岡県屈指の公立進学校東筑が2-0で今夏鹿児島代表の神村学園を下し、98年以来3度目のセンバツ出場に近づいた。

 先発した右腕の石田旭昇投手(2年)が投打に活躍した。投げては私学強豪校の強力打線を130キロ台後半の直球とチェンジアップなどの緩急で翻弄(ほんろう)。打っては9番打者ながら2本の適時打を放った。

 石田は「挑戦者の気持ちでぶつかったので結果が出たと思います」と謙虚に勝因を振り返った。

https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201710250000501.html

そして、延岡学園とともに宮崎県勢として準決勝まで上がってきた富島。創立100年を超える県立校なんですが、ここが強いなんて話、過去に聞いたことがありません。九州大会に進出したのが3回目、勝利を挙げたのは今回が初めてなんですね。

長崎商も昔から応援している学校なのでそこは残念ですが、公立校対決を制した富島の甲子園初出場が見えてきましたね。

2017.10.25 19:29
富島、3度目の九州大会で初の4強 浜田監督「気負わずに、いつも通りの野球ができた」

 高校野球の秋季九州大会(第141回九州大会)第3日は25日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎などで準々決勝4試合が行われ、富島は長崎商に9-2の七回コールドゲーム勝ちで初の4強入り。

 富島が3度目の九州大会で初の4強入りを果たした。就任5年目の浜田監督は2008年に宮崎商を夏の甲子園に導いた経験がある。「気負わずに、いつも通りの野球ができた。ほっとしている」と話した。

 「勝負強い」と浜田監督がたたえる中川は3安打3打点。五回に中前2点打、七回は右翼線二塁打で大量点の流れをつくった。春夏通じて初の甲子園出場が近づき、主将は「わくわくしている。次の試合も気を抜かずにやりたい」と意気込んだ。

http://www.sanspo.com/baseball/news/20171025/hig17102519290010-n1.html

写真がないのはさびしいので、別の記事も引用しときます。

宮崎)富島が九州大会初勝利 都城東は敗退
2017年10月25日03時00分

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文徳―富島 六回裏富島1死三塁、松浦の適時打で生還した山下がおたけびをあげる。捕手宮川=SOKKEN

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文徳―富島 六回裏富島1死三塁、松浦が先制の中前適時打を放つ。三塁走者山下=SOKKEN

 宮崎市で開かれている第141回九州地区高校野球大会(九州高野連主催、朝日新聞社など後援)は24日、2回戦5試合があり、県勢2校が出場した。富島(宮崎2位)は九州大会初勝利を飾ったが、都城東(同4位)はコールド負けで敗退した。25日は延岡学園(同1位)―明豊(大分1位)、富島―長崎商(長崎2位)など準々決勝4試合が行われる。(大山稜)

http://www.asahi.com/koshien/articles/ASKBS53V7KBSTNAB008.html

準決勝はこの東筑と富島の対戦ということです(もう一方は延岡学園創成館)。勝って決勝戦にコマを進められれば、よほどのことがない限りは甲子園出場を確定させることになるでしょう。

*1:その5年前も今年も長崎の創成館がベスト4に入っているというのも、不思議な縁を感じます。